2015/7/12 (Sun) at 8:29 am

映画|監禁/レディ・ベンジェンス|Bound to Vengeance

監禁された女が自力脱出/形勢逆転し、わるもんをいぢめてドタバタするホラー映画。ティナ・イヴレフリチャード・タイソンKristoffer Kjornes。監督José Manuel Craviotto。2015年。

監禁/レディ・ベンジェンス / Bound to Vengeance DVDDVD画像

どっかの汚い地下室。

監禁されている女(ティナ・イヴレフ)がファイト一発!監禁者(リチャード・タイソン)をブン殴り、形勢逆転。

悪い男をやっつけて、自力脱出したらば、そこは荒野の一軒家だった。

彼女は大急ぎで家の中をひっくり返して、車のキーを探す。したら、悪人の秘密ファイルを発見。たくさんの女の写真やら資料が出てくるではないか。その中には自分も含まれていた。

彼女はぴんときた。この変態野郎は他にも女をたくさん監禁しているに違いない。私が助けてあげなくちゃ。そう考えた彼女は地下室に戻り、流血するわるもん男をひっぱたき、「他の女たちはどこにいるんだ」と訊いたが、相手はしゃべらない。

「どうするんだい。おれを殺しちゃったら、みんな死んじゃうヨ。おれしか知らないんだから。おまえが女たちを殺したことになっちゃうんだヨ。おれがおまえの飼い犬になって、ヘーコラと案内すると思ってんのかバーカ」

なんて生意気をぬかすではないか。ムキーッ!

女は一計を案じ、即席の首輪つき棒をこしらえ(警察等が暴力的な容疑者を連行するときに使うヤツ)、それを男の首にくくりつけ、「ほーれ。これでどうだ。暴れると首が締まって痛いぞ。観念して案内しろ」という次第で、男に車を運転させ、救出作戦を開始するのである。

こんな首輪棒
Bound to Vengeance (2) 画像

なんだかものすごい展開である。ポリスに直行してプロの刑事さんたちに任せればいいではないかと思うが、なぜか彼女は自分で救出せねばならぬと信じているみたい。復讐したいから?

動きを封じられた男は、しぶしぶながら服従し、他の女たちの監禁場所に案内する。ところが、最初の救出は失敗する。ひどいありさまで拘束されている女を発見し、助けてやったら、そいつは感謝するどころか、極度の緊張からか、ウガーと狂って走り回り、スッ転んで、死んでしまう。馬鹿な話である。

それでも彼女はあくまで頑固に「次はどこだ。案内せい」つって、男をひっぱり回す。途中で男の仲間が出てきて襲われたりする。この女の行動はじつに理解しがたい。自ら災難を招いているように見える。

そんな物語が進行しつつ、ところどころで彼女の回想場面が出る。恋人男(Kristoffer Kjornes)と幸せそうにイチャイチャしているホームビデオ。拉致監禁される以前の出来事らしいが、この恋人男がいまどこでなにをやっているのか。また、こんな平凡な幸せ女だった彼女がどうやって事件に巻き込まれたのか。そこらへんが明瞭に明かされないので、映画を観る私らとしては、謎を引っ張られている感がする。いったいなにがあったのですかねー。

最後に、あー、そうだったんですか、というドンデン返しがあるよ。

トレイラー動画

Bound to Vengeance (2015) trailer

感想

冒頭のつかみはたいへんよい。普通のホラー映画のクライマックスから見ているようである。いきなり緊張MAXで始まって、「うわーっ!」と思ったら、意外な進展になる。

あんな修羅場において首輪つきの拘束道具をその場でこしらえてしまうなんてすごいと思った。どうかすると首が絞まるようになってるの。このネーチャンは発明家なのかね。

と思ったら、なぜかこいつは警察に行かないのである。そこが不思議だった。なにか理由があるんだろうなーと思った。最後にオチがあって、それはまぁわかったが、それならなおさら警察にいけばよかったのにと思った。

映画のタイトルにある通り、『復讐に駆られた』ということなんですかね。それだけなのかな。ホラー映画の登場人物が意味不明な行動をするのはお約束なので、そこに文句を言うのは野暮なのかもしれないが。

冒頭はおもしろいが、途中からダレてくる。いかにも秘密ありげな謎台詞があったり、回想があったりするが、その実、なにもわからない、という状況が続くのである。途中から主人公女の妹も出てきて新たな謎が提出されるが、その関係性/因果関係がよくわからない状態が続く。ちょっと引っ張りすぎなんじゃないのかね。

と微妙な感想になった。私と同じような文句をいってる人は多いが、逆に、褒めているレビューもいくつか読んだ。褒めている人たちは「decentな演技である」「よくできた映画だ」とかいうので、彼らにとっては、彼女の行動が自然であるように感じられるのだろう。私にはわからないんだが。

私は『監禁/レディ・ベンジェンス (2015)』をiTunesUSで見ました。そのうちDVDも出ると思います。

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原題: Bound to Vengeance
別題: Bosszúvágy
Reversal - La fuga è solo l'inizio
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Bound to Vengeance
Reversal
邦題(カタカナ): 『監禁/レディ・ベンジェンス』
制作年: 2015年
制作国: アメリカ
公開日: 2015年1月23日 (アメリカ) (Sundance Film Festival)
2015年6月26日 (アメリカ) (limited)
2015年8月6日 (ドイツ) (Berlin Fantasy Filmfest)
2015年10月8日 (イタリア)
2015年10月30日 (イギリス)
2015年11月11日 (アメリカ) (Blu-ray)
2016年1月2日 (日本)
imdb.com: imdb.com :: Bound to Vengeance
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脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
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視覚効果(Visual Effects)
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