2014/7/15 (Tue) at 5:49 pm

映画|アニマル|Animal

山に行ったらショッカー怪人風の肉食バケモノが出てきてびっくりするホラー映画。ジェレミー・サンプターキキ・パーマーエリザベス・ギリーズ。監督ブレット・シモンズ。製作ドリュー・バリモア。クリーチャー造形 片桐裕司。2014年。

アニマル / Animal DVDDVD画像

どっかの山。

5人のおきらく男女が週末遊びにやってくる。と、まァ、池乃めだかのギャグのように毎度のあれだが、これはおもしろいですよ。

メンツの中に兄妹がいて(キキ・パーマーパーカー・ヤング)、今回の企画は、彼らが子供の頃によく遊んだ思い出の場所にいってみようという話で、各自の恋人を同伴(エリザベス・ギリーズジェレミー・サンプター)し、そこにナヨナヨのアンちゃん(ポール・イアコノ)もくっついてきた。

彼らは山道を歩いて目的地を目指すが、途中で道に迷い、引き返すか続行するかで口論となり、いったいどうすんの、あー、もう疲れましたよ、というあたりで、ジャジャーン!怪物さん、登場!

ズダーン!バゴーン!ひえー!ぐじゅぐじゅー!ガオー!うぉおおおおおおおお!ひゃぁあああ!

ナ、ナンスカ、あれは。5名はアワを食って転がるように走って、逃げて、逃げて、一軒家を発見。たすけてくださいー。と頼んで入れてもらった。このアクション場面で1名死亡。あの兄貴はクソ頑固の鼻持ちならない野郎だったですが、正義感を貫きましたね。なかなかえらいヤツです。

さて、家に入れてもらったら、そこには3人の男女がいた。中年夫婦(トーステン・ケイジョーイ・ローレン・アダムス)と、ヒネクレ男(アマウリー・ノラスコ)。

「助けてくれてありがとう」「おたくら、どちらさん?」「わたしらはこーであーで」と自己紹介をし合ったところによれば、この3名も彼らと同様に怪物に襲われて、この家に逃げ込んだそうな。7名は力を合わせて(てか、ノラスコさんだけは協調性がないんだが)、ピンチ脱出を図るのである。

とりあえず家の中にいれば安全だ。と思ったら大間違い。なにしろこの家は木造オンボロなので、あちこちに弱い箇所がある。怪物はものすごい怪力の持ち主で、ドアなんかは平気で蹴り破ってくるんだが、力があるばかりでなく、知恵も回るようであり、家の周囲を巡回しつつ、補強の弱いところを探して、襲ってきやがる。侮れないヤツ!

中にいるひとたちはわーわーいって家の中を走り回り、大きな家具をわっせわっせと移動しまくり、敵の侵入を阻止せんとする。しかし、いつまでもこんなことをやってられませんね。何度も闘ううち、バリケードに使える家具は少なくなってくる。

小さな部屋を完全補強して閉じこもるか。いちかばちかで走って逃げるか。あるいは、怪物相手に闘う道を選ぶか。なにをやっても皆殺しの運命が待っていそうですね。いったいどうするんですかね。こまった!

そんな単純設定のホラー映画です。ギャーギャー!

トレイラー動画

Animal (2014) trailer

感想

これはなかなかのもんです。怪物さんは二足歩行のヒト型モンスターで、ショッカーの怪人を今風の技術でつくったらこうなった、みたいな雰囲気だが、かっこよくて、おっかない。こんなの↓

映画|アニマル|Animal (12) 画像

コレ系の低予算ホラーというのは、はっきり怪物さんを見せてくれない、あるいは、おそろしく安っぽい、のどちらかである場合が多いが、この映画は違う。バンバンと見せてくれるし、造形はよくできているし、アクションの見せ方もうまい。

物語性などはぜんぜんない。最初のあたりで「怪物は頭のいい野郎だ」「もしかして、私らはここに飼われているのかも。ここに追い込まれたのかも」なんて会話があるので、なにか意外な展開が用意されているのかなと思った。たとえば、家がまるほどロケットになってて、エイリアンの星に自動転送される仕組みになってるとかさ。そんな展開を予測しながら見ていたが、そんなのはなかった。定石通りの演出が多用されるが、なぜかおもしろい。タイミングがうまいからだろうか。

キャラ設定もありふれたものだが、少しおもしろい部分もある。善人キャラを演じることが多いノラスコさんが、この映画では身勝手男を演じているのが意外だった。

ナヨナヨアンちゃんの「おれ、ゲイ」の告白タイムはちょっとおもしろい。エリザベス・ギリーズのこの台詞は↓

Mandy: What do I do with this information now, Sean?

「死んだあんたの恋人はゲイだったのですよ。彼はこのおれとナニしてたんですよ」と知らされたときに答えた台詞である。あんなときにこんなことを告白されても困るよね。ははははははは。

エリザベスちゃんのギャーギャー演技はたいへんよかった。チャラチャラしたテレビドラマなんかに出てないで、たくさんホラー映画に出て下さい。

製作 ドリュー・バリモア AND MORE!!

この映画のプロデューサーにはドリュー・バリモアが入っているから「へーっ」って思うが、コリン・ゼイズという人もいて、こちらは先にレビューをアプした『Deep in the Darkness (2014)』の監督さんです。あちらも怪物が出てくる低予算ホラーだが、趣はずいぶん違う。あっちはジワジワくるかんじ。こっちは直球ズダーン。私はどちらも好きだが、『Animal (2014)』の方が断然ド派手だから、おそらくこちらの方がよりたくさんのファンにウケるのではないか。

片桐裕司氏によるクリーチャー造形

前述したように、この映画の怪物造形はたいへんけっこうだが、creature effects sculptorとして、ハリウッドの造形作家の片桐裕司という人がクレジットされている。彼のフィルモグラフィは壮観↓

こんなスゴい人が関わっていたのですね。そして、この片桐さんはいまkickstarterで自身の映画『GEHENNA』の資金募集をやっているのである。こんな造形をやる人の映画ならおもしろそうだし、サイトに書かれてある映画のコンセプトを読んだら、たいへんそそられる内容だったので、私もチョロッとお布施をしてきましたよ。詳しくはこちらを読もう↓

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原題: Animal
別題: Bestia
Monstrum
Животное
Zverina
制作年: 2014年
制作国: アメリカ
公開日: 2014年6月13日 (アメリカ) (Los Angeles, California premiere)
2014年6月17日 (アメリカ) (limited)
2015年2月1日 (ドイツ) (internet)
2015年2月17日 (アメリカ) (DVD and Blu-ray premiere)
imdb.com: imdb.com :: Animal
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
Makeup

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