映画|Mara

スウェーデンの田舎の家。

ジェニーさん（Angelica Jansson）というカワイコちゃんが登場。彼女は従兄弟に呼ばれてやってきて、友達連中といっしょにパーティをやるんだが、なぜか憂鬱顔をしている。彼女の悲しい過去話が明かされます↓

10年前。

ジェニーのママは狂人だった。ずっと家にいて、誰ともしゃべらず、薬漬けの日々だった。

ママは家事や育児をまったくしなかったので、パパが家の用事をした。こんな家庭で育ったジェニーには、優しい母の記憶などまるでない。彼女はパパだけを愛して大きくなった。かわいそうですね。こんな風ならいっそ「ママは昔死んだ」という方がましですね。

パパは妻を愛していたので、がんばって家事育児をやり、妻を看護し続けた。でもやはり耐え切れず、愛人ができた。これを知ったママはパパをブッ殺した。ナイフでメッタ刺し。死体には54カ所の刺し傷があった。

当時子供だったジェニーは、その惨劇を目撃した。彼女は心に傷を負い、深い憎しみを覚え、ずっとセラピー通いを続けている。ママは精神病院入り。事件以来、ジェニーは一度もママに会っていないし、会う気もない。

という話であるが、彼女がやってきた家というのが、昔の家なんですね。なんでわざわざそんな場所にやってきたかといえば、セラピストに「自分の過去と対決したらいいかもヨ」なんてアドバイスをされたからなんだが、ちょっとねえ、そんなのおかしいよねえ。でも、ま、ホラー映画ですから。

ジェニーさんはパーティに参加するんだが、どうも具合が悪い。やっぱりノリ切れないわ、と思っていたらば、窓の外に人影が現れ、あれは幻だろうか、ママではないのか、とへんなきぶんで頭がぐるぐる回り、眠り込んでしまって、目が覚めたら誰もいない。夢と現実が錯綜する映像は『スウェーデン版ジャーロ』という雰囲気です。

そこらへんをうろつきまわって、家の中に惨殺死体を発見する。キャー！

狂ママはずっと精神病院に閉じ込められていると思っていたが、じつは、2年前に退院してたらしい。なんていう話も出てきて、ジェニーさんは大混乱をする。あれはやはりママだったのか。ママが出てきて、みんなをブッ殺しているのか。

トレイラー動画

Mara (2012) trailer

感想

私、この映画の制作者とメール友達で、彼にスクリーナーをもらって見ました。んー。友達の映画だから悪くいうのは心苦しいが、これはつまらない。でもそう書くしかないのであります。主演のネーチャンはいいが、他の俳優さんが台詞棒読みで、いくらインディーズでもこれは辛い。んー。

でも、よかった点もある↓

主演のカワイコちゃんのAngelica Janssonはきれいだった。宣材写真よりも映画のほうがずっと美人に見える。彼女をもっと強調したらよかったのになあ。

プロットはよかった（ありがちではあるが）。『母親は優しい』てのは当たり前じゃないですか。狂った母を見て育つなんて、本当にかわいそうじゃないですか。だから、そこをね、もっと悲惨にね、強調すればね、よかったんじゃないのかなあ。

次は期待しているよ！

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Memorable Quotes

Mara: According to Nordic mythology, a supernatural female creature who haunts you at night and is the cause of all bad dreams. Hence the word: Nightmare.

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