映画|キラー・ハンター|Rites of Passage

大学の町、サンタバーバラ。

この町に生息する大学生どもは、どいつもこいつもアーパーぞろい。来る日も来る日もラリラリ乱痴気パーティで盛りあがっている。

その昔、カリフォルニア一帯はシューマッシュと呼ばれる先住民の天下であった。先住民のシャーマンは幻覚剤を用いて呪術を行ったが、いま現在、この町を闊歩する大学生が好んで手にするのは水パイプである。時代が変わっても、この地域はヤクに縁があるらしい。

ベニー（ウェス・ベントリー）という変人男が登場。彼はかつてウォールストリートに勤務する証券マンだったそうだが、いまは見る影もない落ちこぼれようである。

ベニーは先祖から受け継ぐ広大な土地に暮らしている。敷地内にはビニルハウスがたくさんあり、先住民の埋葬地がある。彼はシューマッシュ伝説にとり憑かれている。シャーマン直伝レシピのドラッグをキメまくり、幻覚を見ながら夜な夜なドライブする。自分のヨメにふさわしい女を探しているそうな。なんという危険人物。

そんなイカレ男のベニーには、ネイサンという弟（ライアン・ドノフー）がいる。こちらは至って普通の大学生。友達連中と楽しくやっている。彼は兄が変人であることを知っているが、まさかそこまでとは思っていない様子。

ネイサンは自分の家の土地がシューマッシュゆかりの地であることから、これを課題リポートのネタにしようと思いつく。当時を再現するシャーマン儀式を行うという話だが、もちろんこれはフィールドワーク課題としてやるわけで、兄のように本気で信じているわけではない。

ネイサンは友達連中を家に呼ぶ。先生（スティーヴン・ドーフ）もやってくる。が、勉強のためというのは口実であり、お遊び合宿みたい。先生もカワイコちゃん女子大生とナニしているくらいなので、とにかくかるーいやつらなのである。

メンツの中にダニちゃん（ケイト・メイバリー）という娘がいた。ネイサンが恋心を寄せる彼女の父は、シューマッシュの祖先。この血筋ゆえ、彼女はベニーの標的にされる。

アーパー連中が楽しくやってるところに、変人男のベニーが乱入してドタバタやるんだが、もうひとりひっかき回し役（クリスチャン・スレイター）が出てくる。こちらは頭のおかしい復讐男で、ショットガンをばんばん撃ちまくる。ふたりの狂人はそれぞれの思惑で好き勝手にドカドカと暴れ回り、連中をヒデー目に遭わせる。ネイサンは狂った兄をやっつけてダニちゃんを助けることができるんでしょうか。

ブリアナ・エヴィガンが脇役で登場します。彼女はチョイ役なんだが、いつも通りの気合いの入った絶叫演技をやってくれます。他にもカワイコちゃん多数出演。カーリー・シュローダー、アシュリー・ヒンショウ、アンジェリック・ザンブラーナ、Sharon Hinnendael、メルセデス・レゲット。

大学生男役で登場するのは、トラヴィス・ヴァン・ウィンクル、Guy Burnet、ダニエル・クドモア。といったみなさんです。

トレイラー動画

Rites of Passage (2012) trailer

感想

カワイコちゃんが出てればいーんだよ、というひと向け。

映画の最初の方で「シューマッシュのシャーマンは呪術を用いてシェイプシフターになれると信じてたんですよ。彼らはグリズリーに変身したそうな」なんていう伝説話が出てくるから「おー、それはすごい！」と食いついたんだが、いつまで経っても変身シーンなんか出てこないから困りました。最後の方に安っぽいCGでチョロッとありましたが。

ヤクでキメまくっているベニーさんが幻覚を見ながらほっつき歩いているのがおもしろかったですね。

この場面が↓

彼の目にはこう見えているのです↓

危ないひとですなあ。

俳優さんがいいし、ソツなくつくってあるんだが、もう少し過激な場面もほしかったよね。全体的におとなしめ。だからオススメするほどのものでもないなあ。

DVDのオマケ

オマケはメイキングとトレイラーだけ↓

• The Making Of Rites Of Passage
• Trailer

この映画のDVDは英語字幕つき↓

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