2011/5/27 (Fri) at 4:58 pm

映画|エクソシズム|La posesion de Emma Evans

悪魔払いテーマのスペインのホラー映画。ソフィー・ヴァヴァスールスティーヴン・ビリントン。監督マヌエル・カルバージョ。製作は『REC/レック (2007)』のフリオ・フェルナンデス。2010年。

エクソシズム / La posesion de Emma Evans DVDDVD画像

15歳の普通少女のエマさん(ソフィー・ヴァヴァスール)は、悪魔に憑依されてびっくり。自傷行為/幻覚/記憶の断絶/てんかん発作といったおなじみの症状に陥り、家族をギョッとさせる。

インテリ気質の両親(ジョー・アン・ストッカムリチャード・フェリックス)は「悪魔なんてありえん!」とコバカにしたが、娘の空中浮遊を見ちゃったもんで、悪魔説を信じるようになり、神父様に助けを求める。いつもの展開ですな。

呼ばれてやってきた神父様は、エマの伯父のクリスさん(スティーヴン・ビリントン)。彼は家に泊まり込んで、エクソシズム儀式をやる。

エマには弟(ラッザロ・オエットリ)がいて、ここんちは普通の4人家族だが、チト変わったところがある。両親は独自の教育論を信じていて、彼らは子供たちを学校に行かせず、家で勉強させていたそうな。特に母親がうるさい。

キャリー (1976)』のママほどキチガイではないが、子供のやることにガミガミと口を出す教育ママである。パパはそんなママに引っぱられちゃってる気味。

んで、エマを救ってくれる伯父さん神父のクリスは、かつてエクソシズムに失敗し、憑依少女(クラウディア・コスタス)を死なせてしまった過去がある。そこには込み入った事情があるんだが、世間はそう見ている。だが、エマは伯父をすごく信頼している。

家族のみなさんの背景が明かされつつ、エマを支配する悪魔はどんどん力をつけて、家族をヒデー目に遭わせるのです。

最後に、えー、そうだったんですかー、と驚くtwistがある。

エマんちの隣に住む従姉妹のネーチャンにイサマヤ・フレンチ。その友達(あるいは彼も親戚かな?よくわからなかった)のアンちゃんにトミー・バストウ。映画の最後に登場する、先輩神父にダグ・ブラッドレイ。といったみなさんが登場します。

トレイラー動画

La posesion de Emma Evans (Exorcismus) (2010) trailer

日本語版のトレイラーもあった↓

『エクソシズム』予告編

邦題『エクソシズム』にて6月劇場公開予定

エクソシズム』なんてずいぶん直球路線の邦題をつけるもんだなと驚きましたけれど、その名に負けずおもしろかったですよ。おすすめ。

2011年6月25日より、シアターN渋谷にて公開予定だそうです。

詳しくはアットエンタテインメントさんのページをご覧ください。といいたいんだが、STORY紹介の中で盛大にネタバレをしているよ。ここまでバラしていいのだろうか。んー。クリックしない方がいいかも↓

UK版は発売中/US版は6月予定

スペイン語の原題は『La posesion de Emma Evans』。UK/US版のタイトルは『Exorcismus』です。UK版DVDは2011年2月にリリースされた。US版は2011年6月にリリース予定。

私はUK版のDVDを見ました。スペイン映画ですが、言語は英語。

感想

よかった!

最近、エクソシズムテーマのホラーがいろいろ出ていて、似たような題名ばかりで間違えそうなんだが、それらの中で突出した感のあるおもしろさでした。

全体の流れとしては、ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト (1973)』の系譜を継ぐオーソドックスなヤツなんだが、いくつか独創的な部分もあります。エマちゃんが憑依されちゃった理由とか、最後に明かされるアレとか。

ソフィー・ヴァヴァスールの奮闘ぶりがすごい。『バイオハザード II アポカリプス (2004)』のアンジーちゃん(科学者の娘の少女)のときにはお子様だったですが、あれからずいぶん大人っぽくなり、すごい演技をする女優さんになったなあ。

『バイオハザード II アポカリプス』のとき
とってもかわいかったですソフィ・ヴァヴァスール Sophie Vavasseur 画像

いま、こうなった!ソフィ・ヴァヴァスール Sophie Vavasseur 画像2

うっげえええええ。ぎょおぇええ。ウケケ。ギギギギー。ごごごごおおごおおおお。

といった、多彩な憑依モメントを幅広い顔演技で表現しています。リンダ・ブレア以降、多くの女優さんが思い思いの憑依演技でホラーファンをこわがらせましたが、彼女もまた『ホール・オブ・憑依』のひとりとして、みんなの記憶に残るのではないでしょうか。

不肖、私、『共喰山 (2010)』の、ガオーと人を襲うクリュー・ボイランさんを見て「このネーチャンとバケモノごっこをして遊びたい!」と叶わぬ夢を見ましたが、こんどは、ソフィー・ヴァヴァスールさんと憑依ごっこをしたい!とおもいました。

他の俳優さんたちもよかった。教育ママのジョー・アン・ストッカムは最初のうちは憎たらしいんだが、お話が続くと優しいママだったんだなあと思えて、かわいそうになりました。伯父さん神父さんのアレはびっくりしたなあ。

映画を見終わって不思議におもえます。

演技がよかったという点以外に、どこがどういいのかうまくいえないのです。(独創的な部分があるとはいえ)物語はありきたりだし、こわがらせの手法もよくあるヤツでしたから。

空中浮遊/目が白くなる/悪魔声になる、といった定番演出が多い。特に変わった趣向はない。いつもなら文句をいうところなんだが、なぜかこの映画では「いいんじゃないの」と思えてしまう。

撮影手法もよくあるヤツが多用される。構図が斜めになる/カメラがぐらぐら動く/人間の顔に影が落ちている、といった定番なんだが、これまたオッケーに思える。『やりすぎない』ところがうまいのかなあ。

どこがどううまいのかよくわからないのが、プロのワザってもんなのかもしれない。

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原題: La posesión de Emma Evans
別題: Exorcismus
L'Exorcisme
Der Exorzismus der Emma Evans
El anticristo
Iblis
O Exorcismo
The Possession of Emma Evans
邦題(カタカナ): 『エクソシズム』
制作年: 2010年
制作国: スペイン
公開日: 2010年10月13日 (スペイン) (Sitges Film Festival)
2010年12月29日 (スペイン)
2011年6月1日 (フランス) (DVD)
2011年6月25日 (日本) (Tokyo)
2012年3月30日 (ドイツ)
imdb.com: imdb.com :: La posesión de Emma Evans
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