2011/4/23 (Sat) at 3:28 pm

映画|ビッグハンマー・マサカー血しぶきの狂宴|Sweatshop

モヒカン男やらゴス女やらが出てきて、深夜の工場廃墟に侵入する。

彼らは勝手に音響機材を持ち込んで、この場所をクラブにし、客を呼んで、いっちょうひと儲けしてやれというハラなんですな。アーパー連中が考えつきそうなアイデアです。

ところが、この工場には、巨大鉄製ハンマーを振り回す、溶接マスクの怪力大男（邪悪なヴァイキングってかんじ）と、残虐ウギャーと襲ってくる凶悪オバケ（かどうか知らないが、とにかくこわいもの）が暗闇に潜んでいて、連中はズタズタのボッコボコにやられちゃうのです。

トレイラー動画

Sweatshop (2009) trailer

私が持ってるのはドイツ版DVD↓

UK版は5月リリース予定↓

US版は発売デー未定らしい↓

すばらしい。

ゴアゴアよし、緩急よし、音楽よし。わるもんの破壊力がスゲー。ゴアスラッシャーはこうあるべきという見本みたいな映画。ゴアラバーの夢を叶えるホラー映画。

超気合いの入った特殊メイクは、凝った趣向が盛りだくさん。刺すわ、潰すわ、引きちぎるわ、チョン切るわ。あらゆる手法で人間の肉体がズタズタに損壊します。グッチャグチャのゲロゲロだよ。とっても楽しいよ。ENJOY YOUR RIDE!!!

あの鉄ハンマーは（撮影用に軽い材質でできているのでしょうけれど）、もしほんとに鉄製であるなら、どれくらいの重さがあるんでしょう。70キロ以上ありそう。それをね、バーンと振り回して、どっかーんつって、人間に叩きつけるのです。すっごい力持ちさんです。

もしいいひとだったら、力仕事をみんなのためにやってくれて、愛されキャラになっただろうに、もうこいつは徹底的にいぢめっこで、情け容赦なくズダーンズダーンとブッ殺す。

ひーこらいって逃げると、その先には、凶悪オバケが待ってて、ガオーと襲われる。ウギャーと逃げたら、またまた巨大ハンマーが待ち構えているという、人間はピンボールのように右往左往します。

Mikoちゃんていう役名の女がやけにおもしろいんで、なんだ、こいつは！と思って調べたら、『バスターズ (2010)』『Spirit Camp (2009)』にも出てたそうなんだが、ぜんぜん覚えてない。こんな楽しいネーチャンいたっけ。

この映画では「女が男とデートするときにやっちゃいけない3つのルール」をべらべらしゃべるシーンと、トサカ頭のアンちゃんとビール一気呑み競争するシーンがあります。どっちもおもしろいよ。彼女のbest quoteはコレ↓

Miko: When I win, you'll be a vegetarian bitch! Hahahaha!

彼女はジュリン（Julin）ちゃん（Julin Jeanと表記されることもある）といって、テキサスに住んでて、低予算ホラーによく出ている女優さんで、ダンスや音楽もやってるそうな。

年齢不詳に見えるんだが、IMDbのbioに誕生日が載ってない。秘密なのかな。バイ・リンさんよりは若いとおもいますよ。あー、余計なお世話ですません。

インタビューがあったよ↓

テヘッ顔で「きゃは」とかいって笑うトコがバカっぽくてかわいいじゃん。

上のインタビューでも触れているけれども、彼女は『Cherry Bomb』ていう近々公開予定のアクション映画で主役をやっています。初主役なのかな。映画の音楽も一部やってるそうで、うれしそうにしゃべってます。

『Cherry Bomb』てのはレイプリベンジものらしくで、彼女はストリッパーを演じる。が、トレイラーを見る限り、そんなにエグいシーンはなさそう。ホラーというよりアクション映画みたい。映画としては微妙なんだが、ジュリンちゃんが出ているから見たいとおもう。

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HORROR SHOX

原題:	Sweatshop
邦題（カタカナ）:	『ビッグハンマー・マサカー血しぶきの狂宴』
制作年:	2009年
制作国:	アメリカ
公開日:	2009年11月20日 (アメリカ) (New York City Horror Film Festival) 2010年5月14日 (フランス) (Cannes Film Market) 2011年1月 (アメリカ)
imdb.com:	imdb.com :: Sweatshop