2010/11/13 (Sat) at 6:47 pm

映画|ラブド・ワンズ|The Loved Ones

キチガイ娘がキチガイパパといっしょに、男前アンちゃんを拉致監禁拷問するホラー映画。残虐痛痛痛痛痛痛痛痛。狂気の父娘愛を楽しもう!ゼイヴィア・サミュエルロビン・マクリーヴィジョン・ブランプトン。監督ショーン・バーン。2009年。

ラブド・ワンズ / The Loved Ones DVDDVD画像

ここはどっかの田舎町。

男前アンちゃん高校生のブレント(ゼイヴィア・サミュエル)がパパと楽しくドライブしてたら、血塗れグロ男がいきなり出てくるもんで、どーんと事故を起こす。彼は助かったが、パパは死んでしまった。あー。

以来、彼は悩める高校生となり、同居するママ(スージー・ダクハーティー)の陰気顔を見ると底知れぬ噴怒に囚われてしまうのであり、垂直崖登りをやって死にかけてみたり、陰気顔でセックスしてみたりという暗い日々を送っているのであるが、ぼちぼち卒業の季節で、卒業といえばプロムである。

彼は恋人女(ヴィクトリア・セイン)とダンスに行くつもりで、そのように考えていたらば、意外な女から「いっしょにいく?」と誘われる。その女は同級生のローラ(ロビン・マクリーヴィ)といって、ポテポテ体型の、ぐずぐずしたしゃべり方をする、田舎臭いネーチャンなんだが、ブレントくんは当然ながら「おれ、カノジョといくから、ごめんヨ」と断った。

相手にしてみれば、決死の覚悟でデートに誘って玉砕したということで、普通のイカレ女ならこれが元でストーカー女になる場合もあるんだろうが、ローラの場合、そんなあまっちょろいもんではなかった。ストーカーなどというめんどうな手順はスッ飛ばし、自分をフッた男をとっつかまえて、監禁拷問するキチガイ女だったのである。

ローラをアシストするのはキチガイパパ(ジョン・ブランプトン)である。パパは愛する娘のために積極的に手を貸し、娘の恋を応援する。狂気のfather-daughter projectが発動!

さらわれたブレントくんが目を覚ましたら、食卓の椅子に拘束され、目の前にはキチガイ父娘がうれしそうに笑っていた。ひぃ。彼は狂宴ディナーに強制参加させられる。

父娘に加えて、白痴顔のおばあさんもいるんだが、どうやらこちらはブレントと同じように拉致された犠牲者で、ママ代わりってことらしい。ポケー顔で目の焦点が合ってない。

「指をしゃぶれ」と命じられ、さんざん痛いことをされます。首にデカ注射をズブリ。うぎゃああああああああ。足を床に打ちつける。痛痛痛痛痛痛痛痛。胸にハートマークを切り刻む。ぎょええええええ。

さらに、電動ドリルで頭にズズガガーと穴を開けるんだが、ちょっと変わってて、死なない程度に脳を損傷させるってのをやるのです。ロボトミー手術みたいなの。そして、さらに、傷口に熱湯を注ぎ込むというオマケもある。血塗れぐちゃぐちゃの食卓に、ブレントの絶叫と父娘の幸福な笑いがこだまする。

学校じゃサエないイモ娘のローラであるが、家の中ではこわいものなしのお姫様である。やりたい放題の奔放残虐ぶりはマリー・アントワネットもマッサオ!

狂父娘のキメ台詞↓

We cannot hear you! Hahahahaha!

(犠牲者の悲鳴や訴えを聞いて)きーこえないですよう。ひゃははははケタケタ〜!

トレイラー動画

The Loved Ones (2009) trailer

感想

ナマニクさんのレビューを読んだら↓

「なんか知らんけどすごそうだ!」と思って私も観てみましたよ。

おー、すごいすごい。

キチガイ娘のローラさんはキャリーみたいな女の子ですね。ブタの血をブッかけられる、あのキャリーです。DVDのExtraのインタビューでも監督さんがキャリーのことをしゃべってました。

学校にいるあいだはパッとしないイモ娘というあたりは似てるんだが、彼女の場合は、聖書狂いのキチガイママの代わりに、娘のいうことを何でも聞いてくれるキチガイパパがいます。パパはローラにとって理想の男で、彼女はファザコンです。

ミザリーのキャシー・ベイツとキャリーが合体した女がいたとして、そいつが電動ドリルを持ってケタケタ笑いをしているところを想像してください。その横にキチガイパパがニタリと笑っているのですよ。

GORYな拷問シーンがメインですが、単調ということはなく、ブレントくんがジタバタと逃げ回るやら、心配する家族や恋人が助けにくるやら、展開がスリリングであり、また、出てくるみなさんがおそろしく濃いキャラばかりで鬼気が迫る凝縮感がありました。ゴアゴアだけでなく、物語としてもおもしろいんですよ。

また、ブレントが拷問されているあいだ、彼の友人のジェイミーくん(リチャード・ウィルソン)てのが、怒りんぼうのゴス女(ジェシカ・マクナミー)を連れてデートをやってるという、デコボコカップルのへんなサブストーリーがあるんだが、彼らのお話はまるで関係なく、あっちとこっちでやってるように見えるんだが、ひとつの接点があって映画全体に暗い影を落としているという点も味わい深い。

そして、ラストがこれまたすばらしい!

これを気に入ったら、『Mum & Dad (2008)』もおすすめです。こちらは狂った家族愛を描いたホラーですが、狂パーティの雰囲気がちょっと似ています。

DVDのExtra

UK版のDVDのオマケはこれだけ↓

  • Interviews with Director And Cast
    • Sean Byne [Director]
    • Robin McLeavy [Princess]
    • Xavier Samuel [Brent]
    • John Brumton [Daddy]
    • Jessica McNamee [Mia]
  • B-Roll Footage (00:01:30)

男前アンちゃんのゼイヴィア・サミュエルは「ホラーってのは観るのはおっかないけど、出演するのはほんとにおもしろいなあ」とかいってました。みなさん、楽しそうです。

B-Roll Footageていうのはメイキングです。短いですが。

画像の下に、ネタバレがあります。でも映画を観てから読んだほうがいいですよ。

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原題: The Loved Ones
別題: Agapimenos
The Loved Ones - Pretty in Blood
邦題(カタカナ): 『ラブド・ワンズ』
制作年: 2009年
制作国: オーストラリア
公開日: 2009年9月13日 (カナダ) (Toronto International Film Festival)
2009年10月31日 (アメリカ) (AFI Film Festival)
2009年11月 (アメリカ) (American Film Market)
2010年4月3日 (香港) (Hong Kong International Film Festival)
2010年5月2日 (アメリカ) (San Francisco International Film Festival)
2010年7月 (カナダ) (Fantasia International Film Festival)
2010年8月19日 (ドイツ) (Berlin Fantasy Filmfest)
2010年9月24日 (カナダ) (Edmonton International Film Festival)
2010年10月3日 (スペイン) (Sitges Film Festival)
2010年10月4日 (イギリス) (DVD)
2010年11月4日 (オーストラリア)
2011年1月29日 (フランス) (Gérardmer Film Festival)
2011年4月21日 (フランス) (Lyon Hallucinations Collectives Festival)
imdb.com: imdb.com :: The Loved Ones
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

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