2010/5/29 (Sat) at 12:21 am

映画|ワナオトコ|The Collector

空き巣に入った金庫破りがキラーのワナにハマって、えれー目に遭うホラー映画。ゴア全開娯楽痛痛痛痛痛衝撃スラッシャー連続驚愕怒濤一直線。ジョシュ・スチュワートマイケル・ライリー・バークアンドレア・ロスファン・フェルナンデスダニエラ・アロンソ。監督マーカス・ダンスタン。2009年。

ワナオトコ / The Collector DVDDVD画像

金庫破りの前科があるアーキン(ジョシュ・スチュワート)は、足を洗って内装業(ていうのかな。大工さんみたいな仕事)をまじめにやってたんだが、元妻がこさえた借金を返すため、しょうがねえかと空き巣仕事をやる。今夜0時までに大金をつくらねばならないのだ。

内装仕事を請け負った金持ち家族(亭主は宝石ブローカー)がバカンスに行ったことを知る彼は、夜中にその家に侵入し、金庫をカリカリやってたら、家の中で足音がするではないか。焦る。

な、なんと、よりによって、侵入者がもうひとりいるのだ。アーキンはアワを食って撤収しかけるのであるが「でも、やっぱり金要るし!」とジタバタ。「でもやっぱ逃げる!」と思ったら、いつの間にかドアには複数のロックが設置され、窓には板が打ちつけられている。外に出れないじゃないか!

さらに家のあちこちには、凝った趣向の残虐トラップが仕掛けられており、うっかりワイヤを踏むと即死の運命である。ベ、ベ、ベトコンかよ!

電話の受話器を取ったら、耳に針がズボッ!いてーよ!窓の板の隙間に手を突っ込んだら、カミソリが仕込んであって痛い!手が抜けない!泣き顔でパニクるアーキン!気の毒すぎる!

ひーこらいって、やっとこさ、手を抜いた彼は、謎の侵入者に怯えつつ、なんとか脱出せねばと思ったら、バカンスにいったはずの家族のみなさんが家の中に捕われていると知り、おったまげる。パパとママは血だらけで拘束されており、娘ふたりはどこにもいない。逃げたのか、どこかに隠れているのか。謎の侵入者はマスクで顔を隠し、家の中を歩き回っている。敵は人間コレクター。ジャジャーン!

90分ノンストップのゴアゴア残虐スラッシャー。凝った殺人トラップがたくさん出てきます。ゴキブリじゃなくて人間ホイホイもあるよ。エンドロールの最後に小ネタがあるから忘れずに観よう。

トレイラー動画

The Collector trailer

感想

『The Collector』というタイトルから、昔の映画『コレクター / Kiss The Girl (1997)』『コレクター / The Collector (1965)』を思い出す方が多いと思うんですが、私も最初このタイトルを観たときはリメイクかなと思ったですが、特に関係ないです。少し似てる部分もありましたけど。こちらは今風ゴアスラッシャー。

マーカス・ダンスタン監督は『ソウ 4 (2007)』『ソウ 5 (2008)』『ソウ 6 (2009)』『フィースト三部作』の脚本を手がけたということで、いかにもソレらしく、テンポと娯楽性重視ですね。カメラワークが凝ってて、少しやりすぎではないかという感じるところあったけど、それはまぁ大した傷ではなく、おもしろかったです。ホラーファンが集まってわーわー観たら楽しい映画。

結局のところ、コレクターさんはお好きなコレクションを手に入れられたんですかね。ラストで彼は○○を手に入れたけど、あれはコレクションじゃなくてbaitでしょ(箱に入ってたオッサンがそういってた)。未解明の部分を残したまま終了しました。いつか続編ができて謎が明かされるのかな。

imdbの掲示板では「アーキン = コレクターさん」ではないかというセオリが投稿されて、レスがたくさんついていました。『ハイテンション / Haute tension (2003)』的なオチではないかという話ですが↓

普通に考えてそれはありえないけれども、ま、そもそもの話、コレクターさんが極めて短時間であれだけのトラップを設置できたという点からしてありえないわけで、なにかこう、想像もつかないような強引な後ヅケ理屈で、そういうことがあるのかも。

また、どこかの掲示板かレビューでおもしろいことをいってるひとがいましたよ↓

「この映画の主人公は、元妻の借金返済のためにいやいやながら空き巣に入って、そこでワナにはまったわけだが、現代の社会においては、借金てのがひとつのワナなんだよね」

なるほどー。深いなあ。そんな意味があったとは。なかなかおもしろい洞察ですが、これをどこで読んだのか忘れてしまいました。なのでリンクなしです。すません。

『フィースト2 & 3』でのバイカーねーちゃんを演ってたダイアン・ゴールドナーが出てました。最初のシーンで出てきた夫婦の奥さん。

DVDのExtraのAlternative Endingが大笑いでしたよ。映画の後半。アーキンがいったん家の外に出たところ。家の中に少女がいると知った彼は、しょうがねえかあという顔で彼女を助けるため家に戻るんだけど、Alternative Endingでは、中指立ててサッサと逃げていくという、『フィースト』のハニーパイを思い出させるヤツが入ってました。ははははははははははは。

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邦題(カタカナ): 『ワナオトコ』
制作年: 2009年
制作国: アメリカ
公開日: 2009年7月31日 (アメリカ)
2009年10月30日 (カナダ) (limited)
2010年6月23日 (イタリア) (DVD)
2010年6月25日 (イギリス)
2010年7月21日 (フランス) (DVD)
2010年8月5日 (ロシア)
2010年9月23日 (日本) (DVD)
2010年10月28日 (オーストラリア)
2011年5月26日 (韓国)
2012年1月13日 (スペイン)
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imdb.com: imdb.com :: The Collector
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