映画|デッドガール|Deadgirl

「さて、Fで始まってUCKで終わる単語はなんでしょう？」「はァ？」「FIRETRUCKでしたー」「おめーは8歳かヨ？」という調子の無気力高校生男子コンビが授業サボッて学校を抜けだす。ふたりは近所にある無人ビルに侵入して遊ぶことにした。そこは元精神病院だったがいまはがらんとした廃墟である。勝手に入ってビール飲んでまったりしつつ、奥を探検する。暗ーいトンネルをずんずん進んでいったら、じつにヤバいもんを発見しておののいた！

それは拘束された全裸女性であった。傷だらけのゲロゲロ状態でそれはそこにあった。死んでるのかと思ったら、ぴくりと動くからふたりはギョッとした！な、なんなのだ！こ、これは！ここは誘拐犯の隠れ家なのか？と思ったが、そういうこともない。なぜならこの部屋は出入り口がひとつしかなく、大きな扉はさびついて動かなかったのをむりやりコジ開けたのだ。なんでこんなところに女がいるのか。じつに謎である。もしかしてこの女は、大昔、ここが精神病院だった頃からここにいたんだろうか。キチガイ科学者の実験台として連れ込まれちゃったんだろうか。

ふたりはチビリ顔でまぢまぢと女を見る。「ヤ、ヤベーよ！まぢにヤバいっちゅうの！きもちわりィからほっとこうぜ。かえろかえろ」「ちょとまて」「な、なんだよ。おめー、触るんじゃねーよ！」「ちょ」「きもいっちゅうの！」「この女.... よく見りゃかわいい顔してんじゃん？おまえもよく見てみ？」「お、おめええええええ、ま、ま、まさか！」

※感想

JT、変態！JT、病気！

ま、見たひとはわかると思いますが。。。よくこんなゲス話を考えつくもんだと驚いてしまいました。拘束女性の描写はちょっぴりMatryrs（マーターズ）風。ふたりの高校生はリッキーとJTといって、あとからもうひとり出てきてトリオになります。JTを演じたノア・セガンのFワード連発邪悪演技がよかったです。「刑務所にいけばおれたちみたいなゴミムシばっかだ！shit! shit!」みたいな台詞がありましたが、惚れた女に相手にされることなく、未来の希望なく、高校生にしてすでに人生の末路が見えちゃっているというかですね、歪んだ絶望ワードなのですね。

ちょと追記。

あとで友人といっしょにもう一度コレを見たのですが、友人の方はノア・セガンを「かなりいいセンだが、邪悪キャラのわりには男前すぎるのではないか。こんなアンちゃんならホイホイ女を選べるだろう」とかいうんで「まぁそうともいえる」と答えたら「だいたいハリウッドの俳優なんだから、おまえが想像できないくらいにモテるんだよほんとは」とかいいだすんで、映画とリアルがゴッチャになってるこいつの頭はおかしいのではないかと思ったんだけど追求するとこわいのでほっときました。

ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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