映画|ベースメント・ジャック|Basement Jack

キチガイ変態ママに虐待されまくった気の毒坊やは、17歳になったらついにドッカーン！キチガイママをブッ殺して、ついでに無関係な家族もダダーと惨殺！真性シリアルキラーとして華麗にデビューした彼はジャック・ライリー、またの名を『ベースメントジャック』という。事件後即逮捕され、未成年ゆえに刑務所を逃れて精神病院に収監されたが、10年経ったらこんな危険人物が塀の外に出てきてしまった！

自由になったジャックはまたまたジャンジャカ殺し始める。黒づくめ衣装に手にはデッカい特製ナイフを持ち、ブンブン振り回して幸福な人々を手当り次第にブッ殺す。警察はその手口からジャックに違いないと考えるが、なかなか捕まらない。対するヒロインは、10年前の一家惨殺事件の唯一の生き残りであるカレン（ミシェル・モローはhot chick!）で、彼女は自分の家族を殺したキラーが自由になったと知って以来落ち着かない。いつかアレがわたしを襲うのではないかという考えに取り憑かれてしまうのであり、それならいっちょうこっちから仕掛けてやるわ！とばかりに単身で銃を持ち貧乏旅をしているところに、いかにも実直そうな田舎の青年警官というかんじのアンちゃんと知り合い、彼といっしょにキラーをやっつけるのだ！でもこわい！

映画の合間にしょっちゅうフラッシュバックが挿入され、彼が幼少時代にキチガイママに虐待されたようすが再現される。だからこんなモンスターになってしまったのかと私たちは納得する。

※感想

とにかくガチなスラッシャーをみてーんだよ！という人向けの直球スラッシャー。マイケル・マイヤーズモドキというか。新味はないが、なかなか楽しめました。最後のオチがよくわからないなと思ったんだけど、ああいうのはホラーにはよくあるラストなのでまぁ気にしない、というかんじで。なにか見落としたのかもしれないですが。ところで、キラーを演じたエリック・ピーター・カイザーはこんな素顔をしています↓

http://www.imdb.com/media/rm3715341568/nm1371703

へー。ずいぶんいいひとそう。俳優の演技ってすごいんですね。監督のマイケル・シェルトンは経歴をみると特殊効果／メイクなどの専門家のようで、さすがにそういう人がつくっただけのことはあってゴア表現は凝ってるなと思いつつ、が、ところどころで出てくるCGIはかなりチャチなんだけれども、これは予算が限られているんだからしょうがないでしょう。

ところでジャケ写にもあるキラーの顔ですが、ほっぺがふくらんで間の抜けたマイケル・ジャクソンのようにも見えますが、これはおたふくかぜをひいたんではなくて、殺人現場で拾った人形のカケラをマスクにしているのですね。写真が小さいとよくわからないです。この造形デザインは少し。。。。まぁいいか。

DVDに入ってるBehind The Scenesは必見です。主要キャストのみなさん、監督さんが出てきてしゃべるのはいいとして、最後の方には、チョイ役で出てきたみなさんも出てきておもしろいことしゃべってます。かわいいヒヨココスのアンちゃんも出てくるし、刑事役のノエル・グーリーエミーとビリー・モリソンのトークもよかった。低予算映画ならではの和気あいあいとしたムードです。

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