2009/6/8 (Mon) at 1:27 am

映画|ダスク・オブ・ザ・デッド|Splinter

トゲトゲ殺戮寄生バケモノが出てきてウギャー!ジル・ワグナーシェー・ウィガムパウロ・コスタンゾ。監督トビー・ウィルキンス。2008年。

ダスク・オブ・ザ・デッド / Splinter DVDDVD画像

自暴自棄の犯罪者カップルが山道で幸せカップルのクルマを強奪。犯罪カップルは犯罪ムードをむんむん漂わせて「オイコラ」と銃をだす。幸せカップルはおののく。「こいつらを人質にしてメキシコに逃げるのだ」とかいってたら、途中で奇怪かつ凶悪かつ未知のトゲトゲ殺戮寄生体が出てきておじゃんになる。

立ち寄ったスタンドのトイレで死体を発見してひぇえと思ったら、流血死体が立ち上がってガオーと襲ってくるではないか。奇怪なトゲトゲが体じゅうから出ていて、ゾンビじみたクネクネ動きをした次の瞬間、いきなりビューンと相手をスラッシャー殺戮。「あ」と思ったら死んでる。みたいな。最初の犠牲者は犯罪者カップルの女のほうであった。死んだ彼女もまたしばらくすると起き上がってクネクネしはじめる。どんどん仲間を増やす機能があるみたい。残った3名は小さなスタンドにたてこもってバケモノと闘う!『フィースト』モドキのホラー映画。

Splinter trailer
Splinter

※感想

このバケモノを文章で表現するのはむずかしいです。血だらけ死体のあちこちからニョキーとヤマアラシみたいなトゲトゲがでてきて、そうなっちゃうとだれかれなしに人を襲うバケモノになるのですね。バケモノは肉体が切り刻まれてもその肉片がグニュグニュ動いて襲ってきます。またトゲをシュッと飛ばして感染させるというワザもやる。最初はスローな動きでクネクネしてるんだけど、次の瞬間にはズダーン、てなかんじで瞬殺するから強敵です。低予算映画なので特殊効果はそれなりですが、随所に工夫があって楽しく見れました。

主要キャラのみなさんがおもしろいです。ジル・ワグナー演じるおねーちゃんは「バットを持ってたたかうのだ〜」とイキリたつ筋肉バカ女なんだけど、そのカレシはタイヤ交換もできないインテリ男。この男は元々敵であった犯罪男を「彼女はもう彼女じゃないんだよ」と慰めてあげるというキリストのような慈愛に満ちた人物で、気弱キャラながらもいっしょうけんめい知恵を絞って逃げ道を探します。

犯罪男は最初はわるもんだったけど、自分の恋人がヤラレたらほうけたようになっちゃって、善人じみてくる。彼はじつはスタンドに来る途中で指先にトゲ攻撃をされてて、それはだいぶあとになってからジワジワと彼の身体を蝕んできて、ひそかにヤバいなと思ってるんだが、彼は自分が寄生されたことを黙っているんだけど、ふたりに「ハリに気をつけろよな」なんて優しいアニキのようなアドバイスをします。ははは。なかなかイイですね、この監督さん。

ところでジル・ワグナーはドラマ版のブレイドで主演をしていた女優さんです。彼女を見たのは久しぶりでした。

SPOILER ALERT!!!!!
ネタバレ

スタンドに立てこもる3名。いじらしく協力をしつつオタオタしてたら、指先にトゲが刺さった犯罪男のようすがへんになり、ついにウギャーと苦しみだした。その腕にはトゲトゲが!ほっとくと全身に広がってモンスターと化すのだ。善良カップルはおののきつつも、彼を助けてあげる。その腕をチョン切ってやったのだ。こういう場合、オノでズダーンみたいな演出がよくあるけれど、この映画では、まずはそこらにあったカッターナイフでズリズリし、これじゃムリっていうんで大きなコンクリをどーんと落として腕を切り離すという、二段責めイテテ演出の工夫が好感が持てます。

命を救われた犯罪男は「おめーらはいいやつだ」とかいいだして、自分の身の上話をしだして、それを聞くふたりはじわーんとする。犯罪男はどっかの銀行に隠し金を持ってて、じつはそれを自分が殺しちゃった被害者の奥さんに送金して償いをしようと思っていたのだ、というような、やや都合のよいけれど泣ける話をした。善良カップルは素直に感動した。なんかおもしろい。

3名は逃げるアテなく業務用冷蔵庫に閉じこもっていたが、ここで気弱カレシがバケモノに反撃する手法を思いつく。バケモノはどうしてこっちの動きがわかるんだろうという疑問から始まって、もしかして体温に反応して襲ってくるのではないかという推測を述べた。彼はインテリなのだ。

スタンドの駐車場にはクルマがある。だれかがあそこまで行ければ、ギリギリ脱出できそうなんだけど、バケモノはメチャ速いのでそれができなかったのだが、体温を極限状態まで下げればバケモノに気づかれることなくクルマのところまで行けるんじゃないか、そしたら逃げれるかもヨという話で、カレシはその危険なミッションを自らやることにした。氷をたくさん体に巻いて体温を下げる。

ガクガクブルブルで冷凍人間直前となったところで、ソローリと外に出てみた。うまくいってるみたい。バケモノはオトリの花火に気を取られて彼が表に出てきたことに気づかない。クルマまではほんの数メートルなんだけど、なにしろ冷凍人間一歩手前なのでそろりそろりとしか歩けない。八甲田山状態。ガラス超しに見守るカノジョと犯罪男!がんばれ!あとすこしだ〜!

てな調子でうまくいきそうと思われたけど、結局、だめだった。クルマのキーが見つからず、焦った男は車内にあった無線機で助けを呼ぼうとして、でも、その頃には体温が戻ってきてバケモノに感知され、ウガーと襲われ、車内にあったショットガン(都合がいいとかいわないいわない)でばんばん。必死でスタンドに戻る。バケモノはガオーと侵入してくる。店内入り乱れて大錯乱混乱銃声と悲鳴の嵐〜。

ラストは善良アニキと化した犯罪男が自ら犠牲となり、彼は命を投げだしてふたりを救った。スタンドに引火してドッカーーン。じわーん。ありがちなラストだけど、よかったんじゃないか?

余談ですが、カレシがクルマにいこうとする緊迫シーンでは『フィースト』のあの名場面、裏切りビッチのハニー・パイがスタコラ逃げちゃうところを思いだしました。あれはよかったですねー。関係なくてすません。

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原題: Splinter
別題: Está dentro de ti
Заноза
Espinhos
Kiymik
Splinter
Tüske
Xenistes thanatou
邦題(カタカナ): 『ダスク・オブ・ザ・デッド』
制作年: 2008年
制作国: アメリカ
公開日: 2008年10月31日 (アメリカ) (limited)
2009年1月30日 (フランス) (Gérardmer Film Festival)
2009年2月5日 (ドイツ) (European Film Market)
2009年4月14日 (カナダ) (DVD)
2009年4月14日 (アメリカ) (DVD)
2009年6月16日 (フランス) (DVD)
2009年7月9日 (ロシア)
imdb.com: imdb.com :: Splinter
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

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