映画|エルドラド・トレジャー 伝説の財宝とガイコツ兵団|Army of the Dead

へんなもん見た。サム・ライミ先生の "Army of Darkness" をいやでも思いだしちゃうタイトルですが、まったく別モノです。お宝ゴールドを狙う人間たちに呪われたガイコツ軍団がウギャーと襲いかかるという物語ですが、ガイコツだけでなくて特殊効果はぜんぶコンピュータでつくられてるんだけど、コンピュータでっていうと聞こえはいいけど、これがおそろしくショボイのですねー。これでもかっちゅうくらいに低予算B級映画。B級 in B級。素人の私でもAppleの動画編集ソフトで似たようなもんをつくれそうな気がしました。ハメコミ映像みたいなんだもん。爆発の炎とかフォトショップでつくって映像にあててみましたみたいな。30年前の特撮映画よりショボイかもしれない！でもグッとこらえて見続けてみました。ノド元過ぎればナントカです。無我の境地っていうんですか。あんまりヒデーのにブチあたると心が真空状態になるんですよね。ほんとに見たい映画の直前にコレを挟んでおくと前座（ぜんざ）の効果があるかもしれません。「おもしろいホラーがあるヨ」って友達を家に誘って、最初にコレを見せる。友達怒りだす。「じょうだんじょうだん」つってほんとのヤツを見せると、ハードルが落ちたことによってナニを見てもおもしろく感じちゃうというアルタードステーツに達することができるかも。これはかなり高度なエフェクトではないですか！そこまで計算してつくられているんでしょうか。だとしたらスゴイです。まさしくプロの技。ホラーって奥が深いですね。

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