映画|ダークウォーリアー|Magus

魔術にはいい魔術と悪い魔術、言い換えれば白魔術と黒魔術があるんだが、黒魔術の魅力にとり憑かれた魔術師はどこまでいっても満足を得られない。強大な力を得ることだけを渇望し続ける。飢えたオオカミ状態になっちゃった危険な魔術師をメガスと呼ぶ。強くて邪悪な存在。向かうところ敵ナシ状態でそこらじゅうのもんをブッ殺して回る。この凶悪な敵にオイボレの善良魔術師が対決。こっちは引退を決意したおじいさん魔法使いで、柔道マニアの姪が彼をアシストする。柔道家っていっても黒帯をとりたいヨっていってるくらいだからあまりに役には立たないんだけど。姪っていう設定だが孫みたいに見えます。

おじいちゃん魔法使いがかわいい姪といっしょに敵と戦う映画なんておもしろそうじゃん！と思うんだが、じつはあまりパッとしない。低予算なんだなきっと。特殊効果部門はかなり健闘してるように見えるが、豪華なハリウッドの映像を見馴れた目にはこれが痛々しく見えてしまう。わるもん魔術師を演じたロン・フィッツジェラルドだけが救いであった。彼のキモチわるさは光っていたが、なんちゅうか全体的にジミーなインディーズ映画という印象である。でもこういうひとがいつかBIGにデビューするかもしれんから次回作に期待しよう。

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