映画|レジェンド・オブ・ウォーリアー 反逆の勇者|Pathfinder

コロンブスがアメリカ大陸を発見したそのまた昔の600年前に遡る。アメリカ大陸には先住民であるネイティブアメリカンが平和な村落を各所に築いていたが、北の海から侵略するワイルドケモノ軍団のヴァイキングたちにコテンパンにやられていた。ヴァイキングたちは心優しい先住民族たちとは大違いの気質であり、略奪殺戮残虐行為がめしより好きというレイプ集団であるからして、両者はライオンとウサギくらいの違いがある。歴然とした力の差があるので一方的に陵辱される日々。ダダーと皆殺しにしたらワザとひとりだけ逃がす。なんでかっていうと、そいつが逃げた先を追って次の村を発見するためである。逃げ延びたひとりが容易に忠告できないよう舌を切っておくという残虐ぶりなのだ。

ある日難破船からひとりのヴァイキング少年が助けられた。彼は殺戮者の血筋を引きつつ、ネイティブアメリカンとして育った。名前はゴースト。顔つきがみんなと違うから大人になっても一部からよそ者扱いされたりするが、本人はネイティブアメリカンの誇りをちゃんと持っている。15年後、自分の血族と対決する運命が待っていた。殺戮の限りを尽くす暗黒軍団を倒さないと自分を育ててくれた仲間たちがやられちゃうからたいへんだ！

オープニングがめくるめくカッコよさなのでおぉおおおと期待したのですが、チト外しました。歴史活劇チャンバラつながりということで『300 スリーハンドレッド』とイメージがダブるけれど、アレよりはぜんぜん下位ランク。が、そこはハリウッドなので豪華にカネのかかった特殊撮影は大したもんだ。なにかこう歴史的な深淵さを求めたらハズすだろうが（てか腹立ってくる？）、カタルシス系単純アクションとしてみればいいのか。

ところで、この映画は1987年のノルウェー映画 "Veiviseren" のリメイクなんだそうである。私はそっちは見てないので比較してどうなんだかわかりませんが、世間の評判によればこちらはグッと大人向けらしいです。マーカス・ニスペルという監督はリメイク専門なんでしょうか。imdbで昔の映画を漁っては「次はどれにするかー」とかやってるんでしょうかねー。

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