映画|ブラッドウルフ|Blood and Chocolate

loup-garou、別名werewolf（ワーウルフ）と呼ばれるそれは伝説上のクリーチャーであり、人間のかたちをしたオオカミである。見ためは人間と変わらないが、敵を襲う瞬間、本性のオオカミの姿に変化する。彼らはふだん人間の中に群れをつくって潜んでいて気づかれることはない。その存在を知ってしまった人間は満月の儀式の生け贄となる。女性ワーウルフのヴィヴィアンはアメリカで家族を惨殺され、叔母を頼ってブカレストにやってきた。ヨーロッパの古都の風景に黄色い目をしたオオカミ人たちがハイスピードで走っている映像は新鮮で美しい。彼女が人間の男性と恋に落ちて仲間に追われる物語。

最初はおもしろそうだと思って、おおこりゃなかなかと思って見始めたけれど途中から飽きてしまった。彼らがオオカミに変身するシーンが何度もあるが、アレは1回でよい。そう何度も見せるもんじゃないと思う。オオカミ人間たちがビュンビュンと走ったり跳んだりするシーンも最初はうわーと思ったけど、そう何度も見せられてたら飽きてしまった。アクションと映像処理に工夫が欲しいところである。ブカレストの街の風景は伝説のクリーチャーのイメージにものすごくあっていたもんだから、それで期待しちゃったんだよな。

ところでこれはヴァンパイア映画ではありませんw。公式サイトの "From The Producers of Under World" にダマされたきぶん。期待してみるとハズす気配。

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