映画|エラゴン 遺志を継ぐ者|Eragon

エラゴンが森で拾った青いタマゴから産まれたドラゴンの名前はサフィラ（Saphira）という。サフィラと出会った彼は『ドラゴンライダー』になった。それはドラゴンに選ばれた者だけがなれる奇跡のヒーローである。サフィラとエラゴンは最強のコンビとはいえ、2人共まだ若いので悪をなぎ倒して進むというわけにはいかない。若いサフィラはまだ火を吐くことができないし、着地するときもドテッとコケたりする。一方のエラゴンは覚えたての魔術を失敗したりする。そして敵は黒魔術を操る最凶の魔法使いであり、力量の差は歴然としているのだ。ピンチを切り抜け、お姫様を救ってレッツ・セーブ・ザ・ワールドのファンタジー・アドベンチャー。

原作はクリストファー・パオリーニ著『エラゴン 遺志を継ぐ者?ドラゴンライダー』。翻訳が出てます。映画のエラゴン/Eragonは、原作の設定をハショリ過ぎだとかでマニアには受けが悪いようです。私はマニアじゃないのでふつうに楽しめました。こういうのを見たのは『ネバー・エンディング・ストーリィ』以来だなぁ。

大自然の中をドラゴンがビューンと飛んでいくのが爽快です。あぁきもちいい。ラストの闘うシーンも迫力ありました。ややこしいことヌキでボケーと見てて楽しい娯楽作品。ドラゴンが少し擬人化されすぎてるなぁという点だけが残念でした。私的には、ドラゴンはドラゴンなので、たまにはケモノ化して、善良な人を踏んづけてみたりするなんていうシーンがあってもよいではないかと思ったりして。「神のやることはワカラン」みたいな畏怖を植えつけるみたいな。ファミリー向けの映画だからこうなっちゃうのでしょうか。

冒頭で出てきたアニキは兄弟じゃなくてエラゴンの従兄弟らしいですが、彼はあれきりでしたね。最後にドカーンと登場してエラゴンを救うのかと思ってたよ。この原作は3部作らしいので続編で出てくるのかな。あのイケメンアニキはテレビドラマのVanishedに出てました。特にファンというわけではありませんが、べつに嫌いというわけでもありませんので「お、仕事があってよかったのう」と思いました。Vanishedはまずまずおもしろかったけど、打ち切りになってしまったので。

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