映画|ベア・ナックルズ|Bare Knuckles

サマンサ・ロジャース（ジャネット・ロクスボロー）はバーで働く貧乏シングルマザーで、障害を持つ娘がいる（ありがち！）。ある晩、ヨッパライのパンチを華麗によけるワザを披露したらば、落ち目のプロモーター男、ソニー（マーティン・コーヴ）の目に留まって、スカウトされる。「あんたなら大金を稼げるぞ」といわれてついていったら、女同士がフルコンタクトで殴り合う格闘ゲームに出場しませんかという話であった。

彼女はお金のために、娘のために、ゲンコツ勝負をやる。女同士がボコボコに殴り合います。トレイナー役にクリス・マルケイ。悪女ヒール役にスタント女のブリジット・ライリー。実話ベースの映画だそうです。

トレイラー動画

感想

こ、これはおそろしくつまらない！

物語はベタベタのよくある系。最初は調子良く稼ぐんだが、色気を出したらわるいやつにダマされてボコボコにされる。いったん引退。「やっぱりもういちど！」といわれて、迷った末に復帰。元チャンピオンに2週間の大特訓コーチを受けたのち、満を持してビッグマッチに出場。強いライバルを倒してめでたしめでたし。おしまい。これだけ。

物語がベタベタでも、肝心のアクションシーンがおもしろければいいではないかと思うでしょ？が、そこらへんもかなりだめっぽいのですね。私は格闘技などを普段ほとんど見ないですが、こんな私でも「ちょっといいかげんすぎないか？」と思われるシーンがたくさんあった。そういうのに詳しい人が観たら笑っちゃうんじゃないだろうか。明らかに演技とわかる殴り合いのシーンのあとにどっちかがバタンと倒れて、気絶する。はいあんたの勝ち。こんな調子のファイトが続くの。

とにかくつまらないんだけど、脇を固めるキャストは期待させる感があるのですよ。

サマンサちゃんをいぢめるライバル女を演じたブリジット・ライリーは元女子プロボクサーのスタントウーマンで、たくさんのキャリアがある。その他、ムキムキのおねーちゃんが何人か出てきたけど、私はぜんぜん知らないけど、そういう世界では有名なみなさんなのかなと思う。また、トレイナー役のクリス・マルケイはいい俳優さんです。というかんじで、いいコマが揃ってるわりには .... 。なんでこうなっちゃうのだろうか。

これはきっとだれが見てもつまらないんじゃないかなあ。と思ったら、ナニゲにアンソニー・ホプキンスがクレジットされていましたよ。どこに出てたのかぜんぜん覚えてない！見直す気にもならない！

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