映画|The Thrill of a Kill

ニート娘が親に怒られ、ふてくされて、家を飛び出す。森を歩いていたら、キチガイキラーに襲われる。

山小屋に拉致監禁されたら、彼女以外にもたくさんの犠牲者がいた。死体がゴロゴロしている中には、まだ虫の息で生きている娘もいる。このキラーは若いネーチャンを襲って、レイプして、ブッ殺すのが大好き。なんてひどいことをするんでしょう。

ニート娘はレイプされて、ヒデー目に遭わされて、ついに彼女もオダブツか。と思ったら、ママと姉が助けにきてくれる。おー。やったー。でも彼らもいっしょに捕まっちゃう。ひー。

フラッシュバックが出てきて、キラーの過去が明かされる。少年時代、飲んだくれママにいぢめられたせいで、こんな風になっちまったらしいです。いつものヤツ。

トレイラー動画

The Thrill of a Kill (2011) trailer

感想

キラーが女の舌をチョッキンだの、足にナイフをズリズリだの、最後にニート娘が逆襲してチンコカットするだの、いくつかのゴアシーンはオッケーなんだが、演技がダメすぎ。インディーズに素人俳優はつきものだが、ソレ以前の問題です。

素人は素人なりにがんばって、派手にギャーギャーわめくなり、盛大にケタケタ笑いをするなりやればいいのに、この映画では、どいつもこいつものろのろと動き回って、めんどくさそうにしゃべっているだけなのです。照れ笑いをするシーンさえある。オヤジがレイプする場面では、ネーチャンに気を遣ってモジモジしちゃってる。

もう少しまじめにやったほうがいいとおもいますよ。ティモ・ローズの映画だって、これよりはずっとましな演技をしている。監督さんはゴアしか興味ないのか、あるいは、友達に頼み込んで出演してもらったから強くいえなかったのだろうか。

私、子供の頃、教会に通っていたのですが、毎年恒例のクリスマス会に子供たちが劇をやるのです。出し物はいつも同じ。イエス様のお話は教会の忠臣蔵みたいなもんで、子供たちは「またかよ！」と文句をいいつつ、がんばってやると神父様に褒めてもらえるのがうれしいので喜んでやってたんだが、シスターの中におっかないオバちゃんがいて何度も練習させられました。「たましいがこもっていません！」とかいわれるの。

「見よ！あのベツレヘムの星を！」

私、これをなんべんいわされたかわかりません。舞台のまんなかに立って、夜空を指差しながら、この台詞を大声でいうのです。あのときのオバちゃんシスターがこの映画を観たら、顔をまっかにして演技指導をしてくれると思います。

DVDのオマケ

オマケはこれだけ↓

• delted scenes
• behind the scenes
• a presentation of Thrill of a Kill with Lars-Erik Lie and Arve Herman Tangen
• interview with actor Toril Skansen
• Norweigian trailer
• international trailer
• teaser
• still

あとほかにリーフレットがついてましたが、英語じゃないから私には読めない。映画ではノルウェー語をしゃべっていますが、英語の字幕がついています↓

• amazon.co.uk - The Thrill Of A Kill [DVD] (Danish)

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