2012/9/9 (Sun) at 11:26 pm

映画|アフリクテッド|The Afflicted

狂ったママは止まらない!キチガイママが子供たちを虐待するホラー映画。レスリー・イースターブルックケイン・ホッダーJ・D・ハート。監督ジェイソン・ストッダード。2010年。

アフリクテッド / The Afflicted DVDDVD画像

父母娘3人息子1人の平凡幸せ家族が登場。子供たちはみため中高生くらい。

本日は長女カーラさん(ケイティ・ホランド)の誕生日で、ホームパーティをやっています。近所に住む友達男(J・D・ハート)もやってきて、プレゼントをくれる。こいつはテレビで宗教番組をやってる神父様である。

娘たちは喜んでケーキを食う。わたしら、幸せいっぱい、という雰囲気なんだが、この場面でパパ(ケイン・ホッダー)だけが不安ゲな目つきをチラ見せするので、なんかあんのかなー、と思われてくる。

夜。寝静まったら、夫婦の寝室で口論が始まる。パパは、興奮するママ(レスリー・イースターブルック)をなだめようとするんだが、ぜんぜんだめ。狂狂狂狂狂狂狂狂怒怒怒怒。

ママはぶっちーーーーん。ついにカタパルトから急発進。背を向けた夫を背後から襲う。バットでフルスイング。バッコーン。パパ、死亡。ママは死体を納屋に隠す。

翌朝。

ママは「パパは家を出ていったロクデナシである」と嘘をつく。みんなはそれを信じてしまう。

この日からママはアル中ママとなり、ひがな一日宗教番組を眺め、酒を飲み、神様を讃える呪詛を吐き散らすこと以外はなにもしなくなる。

子供たちは恐怖におののくばかり。家にお金がなくなると、ママは娘に売春をさせる。子供たちがいうことを聞かないと、わめき散らして、銃をだして、大けがを負わせ、バスルームに監禁。「おねがいですから逃がしてママ」と泣く娘に「おまえが出ていったら、わたしが銃を撃ったことがバレちゃうじゃないか!この親不孝娘め!」なんつってますます怒る。

狂ったママは止まらない!

トレイラー動画

The Afflicted (2010) trailer

この映画は実際に起きた事件を元にしている

これがネタ元だそうです。1960年代に起きた事件↓

上の内容を読んだら、だいぶ脚色してあるんだなっておもいました。

感想

上のあらすじを読んだだけだと「大男のケイン・ホッダーが中年女に簡単にヤラレちゃうなんてへんだな」と思うかもですが、そこは違和感ないんですよ。うまくつくってある。いくら大男でもあんなふうにやられたらたまらんわ、と思えるように工夫されていた。

この映画は、俳優さんの演技と撮影の仕方ががうまくて、特に、ママを演じたレスリー・イースターブルックの演技がすごくよかった。ギャーギャーわめいていたかと思ったら、猫なで声に変わったり、同情を求めるように泣き崩れたり。狂ママのオンステージでありました。

HBOの『True Blood』を観ているひとは、タラちゃんのママ(サザエさんじゃないよ!)がアル中だった頃を思い出して下さい。ぐでんぐでんになって、ゲロ吐いて、娘の頭を酒ビンでぶん殴ってました。あれはすごかったですが、こちらのママもなかなかのもんであります。宗教に走るという点も似ています。

このママは100%狂ってるけど、外ではうまいこと隠すの。きちっとした身なりで、正常なしゃべり方をする。家に帰ると狂いだす。子供を虐待する親が民生委員の前ではボロを出さないから子供を助けられないってよくあるけど、あんなかんじで。

子供たちはおそれおののくばかり。途中からあきらめ気味になってしまう。それはなぜかといえば、こわくてこわくて硬直しちゃってるからなんだが、どうだろ、この点に「なんとかしろよ、おまえら」といいたくなるひともいるだろうが、でもね、やっぱり子供にとってはどうしていいかわからないですよ、だからきもちはわかるよ、わかるわかる。

と、まァ、監督さんの意図を汲んで観続けていったんだけど、どうも惜しい感があるんですな。なにが足りないのであるか、と考え込んでいたんだが、このひとのレビューを読んだらすっきりした↓

子供たちの中にビルくん(コディ・アレン)という気弱少年がいました。最初のうちは、彼もママをこわがるばかりだったけれど、途中から彼の内奥で変化が生じてくるんですね。おまえもいっしょに殴れ、とか、死体を処理してこい、とか指令を受けて、その通りにやっているうち、徐々に魅せられてきて、キラー化してくるっていうんですかね。その点が明らかに姉妹たちとは違うの。末娘のグレースちゃんもそれを感じていました。

上にリンクしたレビューには「ビルというキャラはノーマン・ベイツかマイケル・マイヤーズになるんじゃないか、みたいなポテンシャルを秘めているように感じられたが、映画ではそういう展開にはならなかった」と書いてある。そうそう。そこが惜しいんだな!

だからさ、映画のエンディングは中盤のびっくりにしといて、後半は狂ママから狂息子にバトンタッチ。ますますびっくり。そこでぐわーんと存在感を増すのが、あの不気味な宗教男で .... なーんて流れにいったらよかったのになあ。

翌日、追記。

惜しい感がある、と書いたけど、レスリー・イースターブルックの演技がすごいんで、見て損するもんではないですよ。興味を持たれた方は是非。

追記以上。

DVDのオマケ

オマケはメイキングのみ。

  • Behind-The-Scenes

英語字幕はついてませんでした。

公式サイトにいくとメイキングの写真がいっぱい見れるよ↓

画像

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原題: The Afflicted
別題: Another American Crime
制作年: 2010年
制作国: アメリカ
公開日: 2011年5月8日 (イギリス) (Dead by Dawn)
2012年3月1日 (アメリカ) (Charleston, South Carolina)
imdb.com: imdb.com :: The Afflicted

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