映画|デビルクエスト|Season of the Witch

中世ヨーロッパ。

ベイメン（ニコラス・ケイジ）とフェルソン（ロン・パールマン）は、勇猛果敢な十字軍ファイターで、誉れ高い戦歴を誇るつわものであったが、あるとき、女子供をブッ殺せ、と命じられたら、この仕事がいやになった。

神様がそんなことをやらせるのはへんじゃないか、と疑問を持ち、アバヨと十字軍を去った。ふたりは荒野をさまよい、どっかの町にたどりついた。そこでは疫病が蔓延し、人々がバタバタ死んでいた。

「こりゃまたヒデーありさまですなあ」とびっくりしていたところ、軍から逃げたお尋ね者とバレちまって牢屋に放り込まれるが、教会のえらいさん（クリストファー・リー）に呼び出され、おー、あんたらがあの有名な騎士さんですな、とおだてられ、魔女を護送する仕事を頼まれる。

以下、ふたりが聞かされた話↓

人々を苦しめている疫病の根源は、魔女の呪いである。現在、その魔女は牢屋に監禁してあるが、その魔力を無くすため、彼女をセヴェラク修道院に連行したい。そこには、いにしえより伝わる呪文の書があり、修道士たちにお任せすれば、魔女は滅び、その魔力は消え、人々は救われる。修道院までの道のりは険しい山々で、危険が伴う任務であるが、現在、この町の兵士たちはみんな死んじまって、人手不足なんですよ。だからあんたらにやってほしい。お願いします。

という話であった。

ふたりはホエーと話を聞き、むむぅと考え込み、ちなみにその魔女ってのを見たら、普通のネーチャン（クレア・フォイ）であった。ほんとに魔女なのかなあ。

彼女が魔女かどうかを疑わしく思うベイメンは「公平な裁判をしろ」という条件と引き換えに、護送仕事を引き受ける。彼女を修道院に連れていきさえすれば、本当に魔女かどうかがわかるんですな。

護送の任務には、以下のみなさんも同行します↓

• デベルザック（スティーヴン・キャンベル・ムーア）... 若い神父さん。
• エッカート（ウルリク・トムセン）... 地元の兵士。
• ハガマー（スティーヴン・グレアム）... 道案内役の詐欺師男。
• カイ（ロバート・シーハン）... 勇者になりたい若者。

彼らは魔女ネーチャンを馬車の檻に閉じ込め、険しい山道に挑む。途中でピンチに見舞われつつ、修道院にたどり着けるようにがんばる。

魔女呼ばわりされているネーチャンは、本当に魔女なのだろうか。彼らは修道院にたどり着けるのであるか。人々は救われるのでありましょうか。

勇者ヒーローが魔物と闘う中世ファンタジーホラー。

トレイラー動画

『デビルクエスト』は7月劇場公開

邦題『デビルクエスト』にて、2011年7月30日、劇場公開予定。詳しくは公式サイトで↓

• 映画『デビルクエスト』公式サイト

感想

勇者だの剣だの魔女だの呪文だのが出てくる、よくある歴史脚色ファンタジー話を、豪華キャストと大予算VFXでつくってみたよ、という雰囲気であった。つまらないってことはないんだが、意外性などはゼロ。

ニコラス・ケイジとロン・パールマンのコンビは妙にハマってるし、アクションもいろいろあるから、そこそこ楽しめるオッケー映画。くらいのかんじでした。

最近の大予算のアクション映画は、奇天烈な設定とおそろしく度肝を抜くVFXで責めてくるヤツが多いので、そういうのと比べてしまうと小粒感がありますが、考えてみれば、この映画みたいなオーソドックスな様式の中世ファンタジーホラーをまったりきぶんで楽しみたい、という層も確実に存在するだろうから、これはこれで需要があるんだろうなあ。

最後は悪魔の親玉がどどーんと出てきて、クライマックスのアクションになる。ロン・パールマンは悪魔を相手に悪戦苦闘しますが、あそこでうぉおりゃああとヘルボーイに変身し、デカ銃弾を撃ち込んでやればいいのに！とかなわぬ願いに身を焦がしつつ、手に汗握ります。

DVDのオマケ

US版DVDのオマケはこれだけ↓

• Deleted Scenes
• Becoming the Demon
• On A Crusade
• Alternate Ending
• Theatrical Trailer
• Digital Copy

英語の字幕つきです。

• amazon.com - Season of the Witch [DVD]

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• Tweet