映画|エッセンシャル・キリング|Essential Killing

砂漠の岩山。

アフガンゲリラ男がアメリカ軍に捕縛される。

彼は東ヨーロッパのどっかにある収容所に移送され、厳しい尋問を受けるがしゃべらない。再び移送で車に乗せられ、山道を進んでいったら、途中で事故発生。運良く自由の身になる。

逃げられたのはいいが、ここは雪山のまっただなか。たまに村人が通りがかるが、言葉は通じないし、テロリストが助けてもらえるわけがない。彼はたったひとりでサバイバルをやるしかないのである。

砂漠の国からきた男が過酷な雪山にほっぽりだされて、いったいどうなるんでしょうか。

トレイラー動画

『エッセンシャル・キリング』は7月30日に劇場公開

邦題『エッセンシャル・キリング』にて、7月30日から劇場公開予定だそうです。詳しく公式サイトで↓

• 映画『エッセンシャル・キリング』公式サイト

感想

つまらなかったー。ヴィンセント・ギャロのファンにはこれがいいんだろうか。わからないなー。

ギャロさんがめくらめっぽうに雪山をうろつきまわっているだけではないか。アリンコを食べるとか、樹皮をぱりぱり食うとか、サバイバル演出があるけど、そう大したもんでなく、淡々と進行する。盛り上がりゼロ。最後は、あっ、おわった、という調子。村のネーチャンにいきなり抱きついてオッパイをチューチューする場面はアホくさくて硬直しちゃったなあ。

過酷なサバイバルという単純設定が『127時間』とダブりますが、あちらは、岩にはさまった主人公が手持ちのブツを並べて「さてどうするべか」と頭を使ってジタバタするとか、フラッシュバックでキャラを描くとか、凝縮感がありました。

でも、こちらはぐだぐだと歩き回っているだけだからつまらない。さすがムジャヒディーン！ヒデーことをやらかすもんですなあ、と思わせる、トチ狂ったジハードでハジケてくれないとつまんないじゃん。あー、そういう映画じゃないんですね。ま、いいや。根本的に私と合わないんだ。だからしょうがないんだ。

普段、ゲスなゲテモノ映画ばかり見ている私には、ナントカ賞のえらいひとの考えることはよくわかりませんわ！なんて卑屈になることもないか。と思いつつ、感想、おしまい。

DVDのオマケ

UK版DVDのオマケはこれだけ↓

• Helicopter special effects
• Interview with the director
• Theatrical trailer

英語字幕つき。

• amazon.co.uk - Essential Killing [DVD]
• amazon.co.uk - Essential Killing [Blu-ray]

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