2011/3/22 (Tue) at 6:23 pm

映画|カラミティ|Kalamity

フラレ男が狂って破滅するサスペンススリラー映画。ニック・スタールジョナサン・ジャクソンボー・ガレットクリストファー・M・クラークアロナ・タル。監督James M. Hausler。2010年。

カラミティ / Kalamity DVDDVD画像

ビリー(ニック・スタール)は恋人アリス(ボー・ガレット)と別れて傷心してしまったもので、故郷クリーブランドに帰ってきた。

こんなときに頼れるのは、地元の親友スタンレー(ジョナサン・ジャクソン)である。ところが、そのスタンレーの方もつい最近恋人と破局したばかりで、その元カノはアシュリー(アロナ・タル)といって、ビリーもよく知ってるからびっくりした。

ふたりの不幸男は「なんだ、おまえもか」つって、傷を舐め合うようにビールを飲んでうだうだするうち、やがて、スタンレーがへんになってくる。

なぜか彼は破局の理由について一切しゃべらず、無理に聞き出そうとすると怒りだし、それどころか『アシュリー』という名前を聞くだけで「うるさいいいいい!」とわめくのである。

いったいどんな理由でそんな風になってしまったのかぜんぜんわからないんだが、よほどヒデー経験をしたんだなあ、いったい何があったのだろうなあ、と思ってたら、そのアシュリーが行方不明とわかって、またまたびっくり。

まさかスタンレーが彼女をブッ殺しちゃったんだろうか。回りの人たちが気を揉んでいるうち、スタンレーは嘘をついて失踪する。

トレイラー動画

Kalamity (2010) trailer

感想

これはずいぶん感想を書きにくい映画ですなあ。

演技ヨシ。音楽ヨシ。撮影ヨシ。ちょっと気が利いてるラインがある。キャラの立ちもヨシ。

が、全体としてみると微妙。

ふたりのフラレ男がうだうだやってるだけなんですね。最初っから最後まで、フラレ男の悲哀が充満している映画です。最後には悲劇が起きてくらーいムードで終わります。ここまで負け犬感が徹底していると、これはこれで価値があるのかなとも思われてきます。

「人生ポジティブに!」みたいな調子で生きているひとがこの映画を見たらば、おそろしく駄作に思えるでしょう。この映画に出てくる男たちは、自己憐憫しか能がない、負け犬ぞろいですから。でも、こんな負け犬男たちの姿を見て「わかるわかる」つってピーピー泣きたいひともいるだろうから、そういう、なんちゅうの、負け犬ドラマクイーンに浸りたいひとにとっては号泣する映画なのかもしれない。

私はどっちなんだろうなあ。おもしろいのか、つまらないのか、よくわかりませんでした。だから感想を書きにくい。

後半以降、スタンレーがへんになってきて、狂った目つきになってきて、彼はどっかにいっちゃうんだけど、彼の心の闇にビリーの元カノであるアリスが関係しているらしいのですね。でもこっちとあっちは別の恋愛話なので、なぜ彼がそっちを気にするのか謎なんだが、最後にはソレが明かされるんだが、その最後のオチに、なにかもうひとつ説得力が加わっていたらよかったかもしれない。

それにしても、ニック・スタールって悩める男キャラが多いですなあ。

アシュレーを演じたアロナ・タルはいろんなドラマにゲスト出演してますが、私はThe CWの『Supernatural』のジョーちゃん役をよく覚えています。あれからだいぶ大人っぽくなったよ。

ふたりのフラレ男のあいだに入ってオタオタする、モテない男を演じたクリストファー・M・クラークがよかった。彼の台詞回しはいろいろとおもしろかったですよ。

ビリーの妹を演じたサミー・ハンラティちゃんも演技上手。

俳優さんはみんないい味出してるんだけどなあ。惜しいところ。

DVDのオマケ

  • Theatrical Trailer
  • Making of Kalamity (05:30)
  • Scoring Kalamity (07:00)

この映画は音楽がすごくいいなと思ったですが、Scoring Kalamityてのを見ると、作曲を担当したクリストファー・マンガムさんていうのが出てきて、いろいろしゃべってます。わざわざDVDのExtraになるくらいだから有名な作曲家なのかなあ。とにかく音楽がよかった!

Memorable Quotes

Billy: You know, women can make you feel like you're just dot on the map.
Stanley: I'd rather take a Norwegian fist pie than be emotional dependent again.
Billy: Is that like an Abe Lincoln?
Stanley: It's closer to a Donkey Punch. It's when you're fucking a girl and you pull out abruptly as you're about to blow.
Billy: I think I've heard enough these to know where this is going.
Stanley: You think?
Billy: Nowhere good. That's for sure. Oh fuck!
Stanley: What?
Billy: I pissed on my shoe. I need to cncentrate.

Simge: What's your excuse, lite-bright?
Stanley: Fuck off, Simge.

Stanley: You can't lump all women together 'cause you're a dormant. I'm not Ashely.

Christian: My luck in that department is minimal.

Billy: Is the Italian subs any good?
girl: Do you like Italian subs?
Billy: Usually.
girl: Then, yeah. It's good.

Christian: We have to be your ground support. But I'm not special ops man.

girl: I'm kind of germaphobe. I mean, if you know me, it's different.

画像

画像をもっと見る (10枚)

twitterのご案内

当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。twitterやってます。ホラー映画好きな方はフォローしてくださいませ。サイトの更新や新作ホラーの情報を随時流しています↓

Facebookのご案内

ホラー映画 :: 洋画』の最近のエントリ

ホラーなブログの方はどうぞ
原題: Kalamity
別題: Fistpie
Untitled James Hausler Project
制作年: 2010年
制作国: アメリカ
公開日: 2010年10月22日 (アメリカ) (Los Angeles, California)
imdb.com: imdb.com :: Kalamity
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
Makeup

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラー映画のレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。HORROR SHOX is a Japan-based web site, which is all about horror flicks.

 

すべての投稿 (1533)

CALL GIRL COMIC by DAIJU KURABAYSHIEL GIGANTE COMIC COMIC by DAIJU KURABAYSHI
HORROR SHOX - Horror Reviews, News