2011/1/16 (Sun) at 3:28 am

映画|ウルヴスベイン|Wolvesbayne

凶悪女ヴァンパイアがジャジャーンと復活!ワーウルフ/人間を相手に闘うホラー映画。ジェレミー・ロンドンクリスティ・カールソン・ロマーノマーク・ダカスコスヤンシー・バトラーレット・ガイルズ。監督グリフ・ファースト。2009年。

ウルヴスベイン / Wolvesbayne DVDDVD画像

金儲け大好き社長のラッセルさん(ジェレミー・ロンドン)は、今日もげんきに地上げ稼業に精を出していたんだが、チンケな呪術専門店の女主人(クリスティ・カールソン・ロマーノ)がどうしても立ち退き交渉に応じてくれないもんで「くそォ!」と腹を立てたら、その怪しげ女に「あなたは近々ヒデー目に遭う」といわれてきもちわるくおもう。

したら、その後、ワーウウルフに襲われ、彼自身もワーウルフになっちまって、それだけでも困るのに、なぜかヴァンパイアのネーチャン(ステファニー・オノレ)に襲われるようになり、何がどうなってんだかサッパリわからない。もう踏んだり蹴ったり。おれは金儲けをしたいんだよ!ヴァンパイアなんか相手にしたっていちえんも儲からない!あー!

困ってたところに、くだんの怪しげ女が顔を見せ、じつは彼女もワーウルフ血族なのだと知らされ「闘い方を教えてやるからついてこい」と強制弟子入りさせられ、そこに彼女の知り合いのジェイコブ・ヴァン・ヘルシングと名乗るヴァンパイアハンター(レット・ガイルズ)とその相方女(Taylor Roppolo)もやってきて、闇の世界で異変が起きていることを知らされるのであった。こんなの↓

昔々あるところに、リリスさん(ヤンシー・バトラー)という凶悪女ヴァンパイアがいたそうな。そいつはヴァンパイア血族ナンバーワンの戦闘力を誇る武闘派であり、さらに野心家であった。自らヴァンパイアの王になり、人間どもをブッ殺す!ひいては世界をブッ壊す!もんくあんのかバーローという破壊者気質のサイコパスだった。

自分の考えに従わない者は容赦なくブッ殺すリリスさんは、いわばヴァンパイア界のスターリンといえよう。ヴァンパイアの中にもいろいろあって、穏健派ヴァンパイアは彼女のことが嫌いであった。リリスはヴァンパイア界における危険人物とみなされ、穏健派の策略によってその存在は封印された。かくして平和がもたらされた。

こんな危険人物は、封印などではなく根本的に抹殺すべきであるが、彼女の力があまりに強大過ぎて、息の根を止めることが不可能だったのである。ゆえに、リリスは6つのアミュレットに分割アーカイブされ、永遠の眠りについたのであった。

という昔話があって、んで、いまになって、リリスの封印を解いちゃおうという動きがあるらしい。これをひそかに画策しているのが、リリス復活を夢見るチャンバラ得意ヴァンパイアのヴォン・グリアムさん(マーク・ダカスコス)である。

グリアムさんはいまの世のヴァンパイア血族のライフスタイル、すなわち、人間と適当に距離を置いてのんべんだらりと生きてる連中が大嫌いなのである。彼は密かに反逆を企て、部下たちを使って、リリスが封印された6つのアミュレットを探しまわっているのであった。リリスを復活させれば、この世は暗黒世界と化す。それが彼の野望である。

かくして、ヴァンパイア血族 vs. ヴァンパイアハンター + ワーウルフ連合軍の闘いが始まるわけだが、さて、この状況において、金儲け大好き社長のラッセルさんはどうすりゃいいの。

と思ったら、彼の家系には大きな秘密があったのであり、彼は自分でも知らないうちに、リリスが封印されたアミュレットのひとつを所有していたと教わってびっくりする。ゆえに、彼はヴァンパイアに狙われたのであった。

金儲けは一時中断。彼もまたスレイヤーの一員として闇の闘いに参加させられ、呪われた運命に翻弄されていく。

トレイラー動画

Wolvesbayne (2009) trailer

感想

安っぽい!

グリフ・ファースト監督は『アイ・アム・オメガ (2007)』他、よくもこれだけと絶句させるほどのB級映画を量産していますが、当然ながら、ハズレも多いんですが、コレはいい方かなとおもう。DVDのジャケットを見ると素人さんのインディーズ映画みたいな地雷臭がしますが、そこまでヒデーもんじゃなかったですよ。安っぽいの中に松竹梅とあったとして、竹くらい。

マーク・ダカスコス、あやしすぎー。はははははははは。おもしろーい↓

マーク・ダカスコス

遠藤憲一と緋田康人を足して割ったみたいな顔にされてしまいました。彼が演じるヴォン・グリアムてのはリリス復活を夢見る反逆者なんだが、最初のうちはなんだか小物っぽくて、「リリス様!」とかいって、家来みたいなので、ちょっとちがうなーと思ったんだが、後半になるといつもの調子で「アチョー!」と始まります。チャンバラアクションを見れるよ。

この映画のおもしろいのは、金儲け主義の俗物男がスレイヤーの運命に目覚めていくところだと思うけど、このラッセルさんてのがなかなかいいキャラで、俗人くさいんだが、妙に憎めないところもあったりします。

ヤンシー・バトラーレット・ガイルズクリスティ・カールソン・ロマーノといった他のみなさんもまずまずオッケー。

アイ・アム・オメガ (2007)』をゲラゲラ笑って見ているひとにはオッケーかなと。そういうのが我慢ならないひとは見ちゃだめです。

Wolvesbayne (2009)』は『Dracula's Curse (2006)』(邦題は『アンダーブラッド』)の続編ていうことですが、前作を観ていなくてもわかります。

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原題: Wolvesbayne
別題: Les immortels de la nuit
To ourliahto ton lykon
制作年: 2009年
制作国: アメリカ
公開日: 2009年10月12日 (アメリカ)
imdb.com: imdb.com :: Wolvesbayne
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

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