映画|Child's Eye (童眼)

香港からタイに遊びにやってきた男女6人が登場。レイニー・ヤンは台湾アイドルのカワイコちゃん。彼女のロマンス相手役はショーン・ユーだが、このふたりはワケアリ気味で、あまり幸せそうでない。残るみなさんは、エレイン・コン、Ciwi Lam、Izz Xu、Rex Hoというメンツで、彼らは普通にバカンスを楽しんでいるようです。

ホテルでうだうだしてたら、バンコク市内で反政府デモが始まり、デモグループと警官隊が衝突してわーわーやりだしたもんで「えれーこっちゃ」つって、国外に脱出しようと思ったら、空港は封鎖されてしまった。ホテルに戻ることもできなくなり、タクシーの運ちゃんの勧めに従って、別のホテルに泊まることになったんだが、これがひでえオンボロ宿であった。

貧乏バックパッカーが定宿にするようなヤツかな。でも、貧乏人が泊まるヤツにしてはいい部類に入るくらいなのかなと思ったけど、私はタイでそういうところに泊まったことがないのでよくわからないが、ともかく、高級リゾートホテルからやってきた彼らにしてみれば、下の下の木賃宿なのである。みなさんは「きったねー部屋ですなあ」とブーブー文句をいう。

このホテルには孤児みたいな3人組の子供がいて、彼らはワンコを連れている。3人と1匹はいつもいっしょにいて、めしを食うときもいっしょで、こいつらはなぜか不気味な粘着視線を投げてくるのであった。また、ホテルの料理人の男（ラム・カートン）はこれまた不気味な外観のびっこ男で、おそろしく愛想が悪い。なんだか陰気なホテルである。

そこに、あれだ、こわいオバケが出てきて、びっこ男の悲しい過去がズラズラーと明かされ、彼には行方不明になった奥さん（ジョー・コク）がいたらしいとわかって、オバケを見たワンコがわんわんする。

舞台／ロケ地はタイですが、製作国は香港です。

トレイラー動画

感想

オキサイド&ダニー・パンのオバケ映画を観るのは久しぶりなんで（アクション映画はいくつか見たけど）期待したんですけど、おもしろくなかった。筋書きはありきたりなオバケ話で、こわがらせもそうたいしたことない。メロドラマのシーンがありましたけど、レイニー・ヤンもショーン・ユーも香港じゃスターだそうなので、地元ファンにはああいうのがうれしいのかなあ。

私はワンコ好きなので、犬を見てれば幸せというところがあるんで、局所的に楽しんで見れましたけど、ああいうのどうやって訓練するのかなあとかですね、そういうところに目がいったりして。ジャックラッセルテリアにチワワが混ざったようなかんじのミックス犬（たぶん）でした。

この映画は香港初の3Dホラー映画なんだそうで↓

The Child's Eye is the first 3D Hong Kong horror film and the first Hong Kong production to be entirely shot in 3-D and in high definition.

Wikipedia - The Child's Eye

私が見たのは香港版のDVD（yesasia.com - Child's Eye）なので、これが3Dになったらどうなるのか想像するしかないんだけど、ここらへんかなーというのはなんとなくわかった。手がムニューと出てくるとか、椅子が飛んでくるとかですね。3Dで見ればおもしろいのかもしれない。

ところでこれは『Child's Eye』というタイトルからして『the EYE 【アイ】 (2002)』のsequelなのか？という疑問があるわけですが、もしsequelならパート4ということになると思うんですが、違うと思いますね。続編ならimdbのページのmovie connectionsていうところに明記してあるはずなんだが、それがないし、物語も『The Eye』の路線とはちがうからそうかなとおもった。

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