映画|ナイト・ウルフ/人狼憑異|13Hrs

ながらくアメリカLAにいってたサラさん（イザベラ・カルソープ）が、イギリスの実家に帰郷する。空港からドライブして森のボロ屋敷に着いたらもう暗くなっていた。年老いたパパに会って久々の挨拶をした。「ママは？」と聞いたら、こんな夜にどっかに出かけたというので、彼女は奇異に思う。古い家の中はあちこちガタがきていて、なんだか湿っぽい家です。このパパってのは義理パパです。ここらへんが後半twistの伏線になる。

彼女はパパにおやすみをいって、こんどは家の敷地内にある納屋にいく。そこには、弟とその友達／ガールフレンドのみなさんが集まって酒盛りのまっさいちゅうであった。「都会で成功したおねーちゃん」vs「田舎でくすぶるヨタ者ども」という構図のうだうだとした会話が続く。再会を喜びつつヒガミ根性丸出しの皮肉をいったりとかですね。よくありますね、そういうの。

夜はしんしんと更けていくのであり、彼らの会話はそんなに盛り上がってるわけでもないんだが、こんな田舎じゃ他にやることがないらしくて「まだまだ飲み足りねーよ」つって、こんどは母屋に移動してうだうだしようかと思ったら、家の中のようすがへんである。

なんだろ、と思ったら、寝たはずのパパの惨殺死体を発見しておののく！いつのまにやら家の中には、残虐な殺人バケモノが侵入していて、これが動物なんだかわからないんだが、とにかく動くもんを見るやダダーと追ってきてズズガガーと瞬殺しちゃうのです。みなさんは酔いもフッ飛んで、姿の見えない敵と闘うハメになる。ぎゃー。

トレイラー動画

感想

よくあるヤツ。上のあらすじに書くのを忘れましたが、この夜は満月です。お約束設定のB級映画なんだけど、そのわりにはキャストが豪華でした。ジェマ・アトキンソンの田舎ミニスカ女が妙にエッチだなあとおもいました。

映画の前半はクリーチャーの全貌を見せてもらえず、チラと一部が見えたり、暗いガシャガシャ映像が多用され、あー、いらいらするー、と我慢して観続けると、最後のほうになって、ようやくその姿を見せてもらえます。

バケモノの造型はきもちわるくてかっこいいし、最後のtwistもいいですが、前半のうだうだひっぱりがダルかったです。せっかくいいキャストなんだから、もっと独創的なアクションを盛り込んでもらいたかったなと。

おもしろいのは正味15分くらい？こういう低予算映画を観るときは、編み物をやるとか、バーベルをわっせわっせと上下するとか、なにか用意したほうがいいですよ。ケーキとかお菓子とかはやめたほうがいいです。そういうの体にわるいです。

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