映画|ストレージ|Storage

ジミーくん（マシュー・スカリー）はパパといっしょに映画館にやってくる。ふたりが見てるのはチャールズ・ブロンソンの古い復讐映画で、これはもちろんパパの趣味である。このパパは自分が愛する古い映画を息子に見せ、マックイーンやらブロンソンやらの魅力を語り合いたかったんだが、現代っ子息子はいまいちわかんない。「あんなのありえないよー、パパ、はははは」とかいわれてがっくし。ここでパパはちょっときげんが悪くなるんだが、この息子は優しいので「おこんなよ、オヤジ」とかいってふたりは仲直りする。ほほえましい父息子だなと思ってたら、いきなり強盗が出てくる。顔を隠したチンピラがナイフを出して「カネだせ、コラ」と脅す。パパはよせばいいのに、息子の前でタフガイぶりたかったのだろうか、ブロンソンの勇姿が頭に残っていたせいであろうか、強盗と格闘し、反対に殺されちゃう。哀れというかバカというか。強盗は逃亡。

父を亡くしたジミーは伯父（ダミアン・ガーヴェイ）に引き取られる。伯父ってのは元SASで、いまは貸倉庫業をやってるもんで、ジミーもそこで働き始まる。伯父さんは優しい人物のようであり、甥であるジミーを息子のように思いやっていろいろめんどうをみてくれる。

貸倉庫ってのはその名の通り倉庫を貸す商売だが、いちおう説明しておくと、コンテナひとつぶんのスペースを客に月極で貸し出すのですね。自宅に入りきらない家具なんかをしまっておけるわけです。法律に触れないモノならなんでも置いておける。広い倉庫の中に扉がずらーりと並んでいる風景はブキミというか、いかにもホラーな雰囲気がします。

ジミーは、ある日、客のなかに挙動不審男（ロバート・マモーネ）がいることを知り、気になって仕方がないのでルールを破ってその客の倉庫の中身を見てしまう。そこにおじさんもやってきて、最初は「見ちゃだめだ！」と怒るんだが、ジミーに説得され、ふたりは中身を見る。したらば、銃とか血を吸ったボロ布なんてもんが出てきて驚く。あの男は殺人者にちがいない！

ジミーとおじさんは男を尾行し、探偵まがいのことをやってこの不審男を調べ始め、さらにはその家に突入を試みる。後半にアッと驚くtwistがあります。

感想

冒頭で出てきたチャールズ・ブロンソンの映画は、以下のページによれば↓

• horrormoviefans.com - Movie Review : STORAGE

『Death Wish 2 / ロサンゼルス (1982)』だそうです。この冒頭ツカミはなかなかおもしろかったですね。でもその後が ... 微妙。そんなに期待しなければ、サスペンスものとして普通に楽しめるくらいかなあ。挙動不審男のロバート・マモーネの怪しさ満点演技がじつによかったので、彼がもっとジタバタして起死回生の反撃を食らわしてうおりゃああああ！という展開だったらよかったのになあと思いました。

ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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