映画|ザ・グラインド|The Grind

ダメ男のルーク（C・トーマス・ハウエル）は、メキシコギャングに借金の証文をとられてひぃひぃ泣かされる。こわいヒスパニック男たちにとっつかまり「ブッ殺すぞ、オラ」と拷問されてウギャー！「これじゃ命がいくつあっても足りねーよ！」と切羽詰まった彼は勝負に出た。インターネットのエロサイトをつくっていっちょう儲けてやろうじゃないかという企画である。女の子の部屋にカメラを設置し、おねーちゃんたちのエッチな姿態をライブストリーミングして課金するというのは、もちろんヤラセである。

ルークはヤクザにもなりきれないダメ男なんだが、こんな彼についてきてくれる仲間がふたりもいるのは驚き、というかほほえましい。親切おねーちゃん（ターニャ・アレン！イェイ！）と、坊やみたいなアンちゃん（マイケル・ウェルチ）はルークの昔からの遊び友達なんだが、彼らはいっしょに手伝ってくれる。このトリオはせっせと各自の仕事をし、デカ倉庫を手に入れ、機材一式をそろえ、サクラ役のお色気おねーちゃんを集めて準備完了。さぁ、儲けるぞ！と思ったら、正体不明のキラーが出てきて女たちを殺し始める。

こわいギャングのボスはダニー・トレホ。高利貸しのオッサンはトム・サイズモア。というあたりのキャスティングがいかにもですね。

感想

これはなかなかおもしろかったです。ホラーとはいえないのかな。imdbではスリラーのタグになってます。C・トーマス・ハウエルはよい雰囲気でした。ダメ男なんだけど妙に愛嬌があるというか、応援したくなるキャラでした。お色気チームのみなさんはいずれもhot chickですが、各自キャラが違ってて変化がある。サラ・M・スコットがよかったです。ゴアゴアはないですが、お色気もあるし、こわいところもあるし、テンポもいいし。てわけでオッケー。

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