映画|レディ・ジェイソン/地獄のキャンプ|Sleepaway Camp II: Unhappy Campers

楽しいサマーキャンプで大量殺人を行ったキラー子供、アンジェラ・ベイカーは大人になった。続編パート2では、彼女が成人した女性となり『キャンプ・ローリング・ヒルズ』ていうキャンプ施設のカウンセラー、つまりキャンパーたちを引率するリーダーとして働き始めたところから始まる。アンジェラ・ジョンソンと名乗る彼女の過去を知る者はだれもいない。

こうなったプロセスはこうである。事件後、精神病院送りになった彼女は電気ビリビリショックのサイコ治療を受け、ついでに性転換手術もして文字通りに女の子になった。その後、どうかして病院から逃げていまの仕事に就いたそうであり、本人によれば「わたしは治った！」そうなんだけど、キラー体質は変わらず。

少女時代は無口ないぢめられっこだったアンジェラは、いまでは明朗快活キャンプ大好きおねーちゃんである。ギターを弾いて「キャンプってたーのーしーなー♪オーイエー！」みたいな。その明るいキャラを買われてリーダーに抜擢されたが、彼女の異常性がだんだんわかってくる。極端なモラリストなのだ。夜中にパーティをやってるような連中が大嫌い。どんな些細なルール違反だろうが、彼女に見つかると殺されちゃう。上司には「○○は××したんで家に帰しました」と報告するが、それがあまりに極端であるため、次第に変人扱いされていく。追いつめられたキラーの末路は？

※感想

前作よりもお色気度が格段にUP。こんどは子供たちでなく、ハイスクールのみなさんがメインです。前作の伝統を引き継ぎ、いろんな趣向で殺されるのが見どころですが、私がいちばん気に入ったのは男遊び大好きなお色気&高慢ちきなおねーちゃんをウンコ責めにしちゃうヤツかな。

犠牲者のひとりにショーンていう高校生がいて、彼の父親は刑事だそうであり、アンジェラが精神病院に入ったことを話していたが、次作PART3ではそのパパが出てきて、復讐に走ります。

SPOILER ALERT!!!!!
ネタバレ！

極端にルールを重んじる性格ゆえに、上司はついに最後通牒を言い渡した。クビだといわれてキーッ。彼女は姿を消した者たちはどこだと聞かれて「○○は家に帰した」とその場しのぎの嘘をついていたが、森の小屋に死体が隠してあったのをバレちゃったんで、もうどうでもよくなったみたいであり、そこらじゅうのもんをブッ殺して回る。邪魔する者は殺すのだ。そしてラストは、ひとりだけ生き残った女の子、モリーちゃんが必死で森を這いでて、通りがかったクルマを止めたら、中からアンジェラがでてきてウギャー。ハイ、おしまい。というテレビドラマのような調子で終わってしまったよ。アンジェラの決め台詞↓

Good night, campers!

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