映画|フィースト2/怪物復活|Feast II: Sloppy Seconds

前作では荒野の一軒家バーを八方から襲ったクリーチャーたちはこんどは町に侵出。バグダッドを占領した米軍のような圧倒パワーで町を完全制圧する。一方、前作で、死んだはずがじつは生きてて『生き餌』にされちゃったパンクファッションのおねーちゃんがいたじゃないですか。アレの姉（妹かどうかわかんないんだけど、姉っちゅうことにしておきます）が登場。彼女は妹を捜してバイカー仲間と旅をしてきたんだけど、愛する妹の片腕を発見して嘆き悲しんだ。姉妹の絆を表すタトゥーがあってソレだとわかったのである。

腕を見つけて「くそったれえ」と怒ったところで、ひとりの男がヨタヨタ出てきた。こちらは心臓マヒで死んだと思われてたバーテンオヤジ。彼は死んでなかったのである。怒れる姉はバーテンを拷問して「だれが殺しやがった！」と聞いた。オヤジは「BOZOだ」と答えた。BOZOってのは、運良くサバイブした3人のひとりのアンちゃんです。じっさいにはいろいろ事情があって、彼が殺したとはいえないわけだが、細かいことは気にしない。

怒れるバイカー女たちは「カタキを討つのだ」とバーテンオヤジを連れて町に乗り込んだ。いってみたらば、町はクリーチャーたちに襲われて死体がゴロゴロ。カタキ討ちどころじゃない！バイカーねーちゃんたちは町の生存者たちと結託し、あの手この手で作戦を練りつつ、グチャグチャの闘いを繰り広げるのであった。

新たに加わったメンツは、巨大チンコを持つこびとメキシカンレスラー2名、中古車屋のオッサン、その妻、その浮気相手、その他モロモロの方々。これに加えて、前作にてひとりみんなを見捨ててトレイラーで逃げちゃったあの方、かわいい顔してじつはビッチ、『フィースト』シリーズのドキンちゃんキャラ、ハニーパイも再登場。このビッチと鉢合わせしたバーテンオヤジは怒り狂うのであり「おまえだけは許さん！」と殴りかかり、かわいい顔をトイレの便器にガシガシぶつけ、彼女の耳を引きちぎった。

裏切りオンナの烙印を押されたハニーパイはひぃいと逃げだした。彼女は単独行動を強いられる。絶体絶命のピンチだが、この女の悪運の強さは群を抜いており、パート3出演も決まってます。

前作に比べてバカ度指数が大幅にUPした。随所にお下劣バカネタが散りばめられ、ギャグとスプラッターが交互に噴出する。クリーチャーの○○液体を顔面シャワーさせられるシーンは本当に気持ち悪かった。また、赤ん坊を助けに走った浮気男が○○しちゃうっていうアレはhorry shit!である。私はよかったと思うんだけど... 。

前作『フィースト』のなにがよかったかといえば、流れ落ちるようなノンストップ感覚がじつに快感だったと思うんだが、残念ながら、このパート2においてはあそこまでの気持ちよさはない。とはいえ、随所に出てくるネタの数々は新鮮であり、じゅうぶん許容ラインである。と思ったんだけど、みなさんの評定はやけに厳しい。アレコレと文句をいわれて駄作扱い。imdbの評点は5.0/10。

ホラーっていうのは点数が低めになるもんですよね。みなさん文句をいいつつも、パート3が公開されたらまた見るんじゃないか。そしてまた文句をいうのだろう。ホラーファンっていうのはそういうもんですよね。と思うんですがどうでしょう。

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