2016/1/29 (Fri) at 9:15 pm

EL GIGANTE COMIC by DAIJU KURABAYASHI 順調に進んでます

雑感。

CALL GIRL COMICに続くホラー映画コミック第2弾企画として、『EL GIGANTE COMIC』を倉林さんが着手しますよ。と発表してから3週間が過ぎたが、これまでのところ、おそろしいほどに順調である。

前回のときには、コミックが完成してからようやくサイトをつくりはじめる、という次第であったが、今回は先にサイトをつくり、そこから定期的におもしろグラフィックを連打していく、それによって徐々に認知を高めていく、という(私らにとっては)高度なプロモを実験中だ。

私と倉林さんの認知度などはゼロに近いが、なにしろLUCHAGOREさんの後押しがあるから、だいぶちがう。ポスターをいっこ打つたびに「ひゃー!」だの「おー!」だのいろいろと反応がある。たいへんうれしい。

このあたりはまだ序盤で、ポスター類が終わったら、その次には、「○○をやりますか」という話が急激に進んでいる。そこではより刺激的かつ広大なプロモになる予定だ。なんかすごい。まるで江戸っ子がカウンターで寿司を注文しているような美しい流れではないか。こういった流れはすべてジジさんの発案によるものである。

ジジさんはさすがに売れてるプロダクションの女番長だけのことはあり、じつに頼りがいがある。彼女とチャットしていると、私はイーライ・ロスに教わっているようなきぶんだ。快い緊張感がある。私は『コミックプロデューサー』なんぞと名乗っているが、すべて初経験である。しかもそれを海外でどうやるかなんてぜんぜん知らない。ぜんぶ彼女に教わっている。弟子入りですよ弟子入り。毎日勉強。

彼女の指示は常にすばやく的確なので、倉林さんと私はたいへん助かっている。これが日本の企業を相手にしているような場合、「いちど社に戻って検討します」とかいわれて、数日待たされるのだろうが、ラグが一切ない。訊いたらパパーンと答えが返ってくる。そのすべてが納得できる。クリエイターにはこういうのがありがたい。そこからまた新しいアイデアが浮かぶじゃん。すばらしい。

このような事態は私も倉林さんもまったく想定していなかった。私たちはまず彼女に対し、自分たちの能力を証明するのが先決なのだろうと思っていた。それまでは冷たい試練に立たされ、厳しい方々に突っつき回されるのだろうと思っていたから、相当に悲愴な決意があったといえよう。

少なくとも私はそんな風に思っていた。倉林さんはどうなのかね。ところが、思いのほか早い段階でうれしい誤算が起き、ラフスケからしてすでに食いつき状態であり、積極的に助言をくれるようになった。

順調すぎてこわい。流しソーメンのように順調に流れすぎているのではないか。と不安になることもある。なにしろ私は幸福というものに馴れていないからね。しかしながら、そんな私の不安をよそに、倉林さんの安定感は特筆に値する。いつも大仏様のような笑みをたたえられ、「んじゃこれでどうですか」とすばらしい絵を描いてくれるので、私もやっていられる。そして日が過ぎていく。

すべてのアーティストがそうであるように、倉林さんにおいても、信頼を置く人からの評価というのは、いちばんのカンフル剤である。いま倉林さんは苛烈な評価のまっただなかに立たされ、毎日カンフル剤を射たれまくっている。

しこたまヤクを飲まされて、天井から宙ぶらりんにされて、ヒーヒーとお尻を叩かれながら絵を描いている。彼の脳内ではただならぬ脳内物質がドバドバと出ているにちがいないが、しかし、私と話しているときの彼はふだんとおなじおだやかな調子なんだが、きっとそれはそのときだけの話であって、ひとりで絵を描いているときには、『セルビアン・フィルム (2010)』のミロスさんのような顔になってるにちがいない。一生懸命にものをつくるというのはそういうことである。

この先、彼はぐわーんと盛りあがり、まさに佳境に入ったところで、勃起チンコを敵のめんたまに突き刺し、勝利宣言をするであろう(『敵』ってのはこの場合、なにを指しているのかよくわからないが、たぶん『自分自身』ですかね)。そのときには私も瀕死妻のように立ち上がり、ぐわーと巨大物を振り上げて敵の顔面を粉砕してやろうと思っているが、それはまだもう少し先ですね。だはは。まだ序盤ですから。

Sorry English translation not available. In this entry, in short, I wrote about how Gigi has been helpful for us, how things went so far so good. We've been learning a lot going through the EL GIGANTE COMIC project. We focus on it more than ever!

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