映画|バンコック・デンジャラス|Bangkok Dangerous

ニコラス・ケイジ演じるジョーはゴルゴ13みたいな有能孤独なスナイパー。フリーランサーらしい冷徹なスタイルを貫いてきた彼だが、タイにきてパシリ役に使ったアンちゃんに慕われ、なぜか心を許してそいつを弟子にする。普段のジョーからは考えられない逸脱行為だが、彼はそれが楽しくなってくる。仲間ができたら、こんどはオンナってわけで薬屋で知り合った耳の聞こえないカワイコちゃんにホロリとしちゃってデートに誘ってうれしいな。並の人間ならどーってこともない平凡な出来事だが、禁欲スタイルを貫いてきた孤独スナイパーにとっては人生初の一大事。これをきっかけにグラグラと変わっていくのであった〜。

1999年にパン兄弟がつくった同名の映画のリメイクだそうですが、そっちは見てないんで比べてどうなのかはわかりません。そちらはタイ人キャストのタイ映画で邦題『レイン』だそうです。2度も同じ映画をつくるなんてよほど脚本に思い入れがあるのかなーと思ったら、これはパン兄弟の初監督作品だったとimdbで教わりました。『The Eye』の3年前の映画。

※感想

映画友達の連中としゃべるとき、こういう映画を "okay movie" とよくいいます。まぁ許すというような意味合いです。冷徹孤独なスナイパーが仲間とオンナができてホロリとしちゃってどーのこーのという流れはかなり陳腐じゃないですか。それはそうなんだけど、90分、ポケーと見てて普通に楽しめるテレビムービー感覚っていうんですかね、ワンパターンだけど「まぁオッケーよ」という意味合いで、"okay movie" です。コレ、私らだけで通じる言い回しなのかな。みんなもいってるのかな。そこらへんはよくわかりません。

殺し屋が惚れたおねーちゃんがギャングにさらわれ、ケモノ男たちに輪姦レイプ！おりゃーとヒィヒィいわされて、主人公が助けにきたときにはオンナは狂ってケタケタ笑い。アソコからチンピラの精液がダラーリ。うぬぅうううううううう！そんなハードコア描写は一切ありません。映画の中の15分くらいだけでいいから、三池先生に特別ディレクションしてもらえたらいいのに。なーんてことを考えながらノンビリ見てました。

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