映画|グロテスク Unrated Version

善良カップル（長澤つぐみと川連廣明）が初デートを楽しんでたら、変態サイコパス男（大迫茂生）に不意打ちされてとっつかまり、ひたすら拷問される。キチガイ男は「ぼかあ、感動したいんだ。君たちの生命力で感動させてくれ」てなことをいいつつ、指切り／乳首切り／腕切断／キンタマにクギ打ち／めんたまぶっ刺し／チンコカット等々、痛いことばかりしやがる。

やめてくださいいいいいいいいい痛いですううううううううう！うぎゃああああああ！本式悪趣味不快最狂残忍スプラッターゴアゴア邦画。痛い！

トレイラー動画

Youtubeのトレイラーはembedできないヤツだったので、リンクしときます。こちらからトレイラー見れます↓

• Youtube - Grotesque グロテスク trailer

感想

BBFC（British Board of Film Classification = 全英映像等級審査機構）にbanされ、アマゾンでも自主規制コードにひっかかって買えなくなっちゃったという話題作（amazon.co.ukだけでなくcomもco.jpも買えない）を私も観てみましたよ。セル版のUnrated Versionです。レンタル版とは一部違うらしいですが、私はレンタル版は見てないのでどこが違うのかはわかりません。

あとから追記。

このエントリを書いたあと、US版が出ました。amazon.comで買えるようになった↓

• amazon.com - Grotesque Blu-ray DVD Combo

追記は以上。

さて、感想ですが、おもしろかったですよ。ひたすら拷問するだけの悪趣味映画なんだろうなという湯加減で見はじめたんだけど、後半に意外なtwistがあったりして、そうヒデーもんではなかったです。ゲス映画ではあるけど、想像していたよりは映画らしいもんだったなあという意味です。

ホラーファンが注目するゴアゴア描写ですが、確かに不快で悪趣味ですけど、banされるほどのもんではないような。チンコカットのシーンは直接描写なしです。その代わりにカットされたところが縫ってあるという映像がありました。あれはおもしろかったです。ここらへんがレンタルでは観れないのかな（想像ですが）。

ちょと追記。

このエントリを書いた時点では知らなかったのですが、レンタル版とセル版の違いというのは、とあるエンディングがあるかないかという点でありました。セル版にはそれがある。そのシーンの持つ意味、そして、なぜそれがレンタル版ではカットされたのかについて、白石晃士監督が、ファンの質問に答えるかたちで、twitterで明かしてくれました。その内容をこのエントリの一番下に付け加えました。これを読むと監督の意図がよりよくわかりますよ。

私は未だにセル版しか見てないので、エンディング以外の違いがあるかどうか知らないです。ゴア描写のパートは同じなんですかね。

追記以上。

悪趣味さという点からいえば、昨年韓国でリリースされた『The Butcher (2007)』のほうが上じゃないですか。ちなみに『The Butcher (2007)』はamazon（comもco.ukも）で普通に買えます。あれに比べると、なぜこちらがbanされたのか、私、よくわからないです。『グロテスク』のほうがずっとまともだよ（という言い方も少しへんですが）。

トーチャーもの好きな人なら買って損することはないと思われ。

DVDの特典

15分のメイキングが見れます。なんかすごい普通っぽいみなさんです。楽しそうです。と思ったら、キチガイキラーを演じた大迫茂生のお言葉↓

「ときおり、監督の立ち姿を見ていると、わっ、こわっ、って思うことがあるんですね。その目つきとか、立ち姿などがですね、あー、この役は監督ご自身じゃないのかなー、なんて。。。ちょと失礼ですけど、もしかしてそういう部分をお持ちなんではないかという印象を受けますねえ」

なんていってるよ。ひぃい。真顔でいうんじゃねーよ！

ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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