映画|サドンデス|Raze

どっかの厳重な監獄。

女ばかりが悪いヤツラにさらわれて、閉じ込められている。彼女たちは血塗れデスマッチをやらされ、命令に従わないと、家族がヒデー目に遭わされる。最後に生き残った者だけが逃がしてもらえるそうな。

サブリナさん（ゾーイ・ベル）は「娘を殺すぞ」と脅されて渋々やっているんだが、いやいやながらとはいえ、ゾーイ・ベルはゾーイ・ベルなので、強い強い。カマトト巨乳ネーチャンのレイチェル・ニコルズがいくらがんばっても、勝てるわけがないのである。きゃー！レイチェルさんをいぢめないで！と叫んでもあなたの声は届かない。

サブリナさんの圧勝ですね。

と思ったら、これに対抗するのがBADASS女のレベッカ・マーシャルで、コイツは異常な敵意を燃やして「ブッ殺したる！」とかいう。他の女たちは、トレイシー・トムズ、ベイリー・ボーダーズ、エイドリアン・ウィルキンソン、アリ・アンダーソンといった方々。

彼女たちを監視するいぢわる看守のオッサンにブルース・トーマス。彼は最後の最後でベルさんにボッコボコにされます。

女だけのアングラ喧嘩リングを主催するのは、イヤミな金持ち中年夫婦（シェリリン・フェン + ダグ・ジョーンズ）。カネにモノをいわせて、女たちを拉致監禁。ごちそうを食べて、おいしいお酒を飲んで、殴り合いを見物するのが楽しくてたまらない。金持ちの暇つぶし娯楽のネタにされ、命を弄ばれる女たちは、本当にかわいそうですね。

怒れる女・ゾーイ・ベル・オン・ステージ！

トレイラー動画

Raze (2013) trailer

邦題『サドンデス』

この映画は邦題『サドンデス』にて、2014年5月2日に国内版がリリース予定だそうです↓

サドンデス [DVD]

発売日: 2014-05-02
発売元: アルバトロス
時間: 97 minutes
リージョン: Region 2
ディスク枚数: 1
売り上げランキング: 37,119

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感想

Watched @TheRealZoeBell's RAZE. Intense! Pain! Awesome! I wish I could see @kateesackhoff been dragged in the fight. It sounds perfect to me

— Hiro Fujii (@horrorshox) January 15, 2014

と書いたら、ベルさんが返事をくれました！うれしい！

@horrorshox @kateesackhoff Would have loved to have had her!

— TheRealZoëBell (@TheRealZoeBell) January 15, 2014

ゾーイ・ベルのファンなら必見の、ぶん殴り映画です。ネーチャンたちがドカドカやってるのを見ていると、顔がひんまがってくる。お話の妙などはない代わりに、撮影がうまい。このへんはアクション女優としてのこだわりなのだろう。ケイティー・サッコフと共演したらいいのに。あれと対等に闘える女はスターバックだけなんじゃないのと思った。

私はこの映画を好きだが、以下は少々の不満ポイント。

ポスターにレイチェル・ニコルズの名前が大きく出ているが、実際には、彼女は最初にチョロッと出てきて、ボカスカにやられるだけである。なんだ。

最初聞いたときには、彼女が拳闘アクションをやるなんてへんだと感じ、どうせ「ひぇー」と泣き顔になって、「いたーい！」とかいうんだろうと思ったら、意外にもサマになっていた。オッパイを強調することなく、おおまじめに殴り合いをやっていた。なかなかやるじゃん。ゆえに、彼女の早期敗退は余計に残念だった。

この監獄の女たちは囚人ではないけれども、映画の雰囲気は女囚ものっぽいかんじがする。女囚エクスプロイテーションといえば、レズの冷血女看守がネーチャンを逆さ吊りにしてうりゃうりゃなんてのがよくあるじゃん。レイチェルさんがいぢめられて、ピーピー泣くところがあったらもっとよかっただろう（結局、彼女はそうなるのである）。

だいたいこの映画は女がたくさん出てくるのに、お色気ゼロである。これは不自然過ぎるのではないか。ベルさんはこの映画のプロデューサーだが、「お色気もやらなきゃ」と思わなかったのだろうか。思わないんだろうなあ。いいも悪いもそれがベルさんなのだろう。

私はiTunesUSでみました。DVD/Blu-Rayはそのうち出ると思うが、まだamazonに載ってなかった。

ところで、この映画を見ていて思い出したが、この前見たABCs Of Death2のコンペの作品の中に女同士で殴り合うヤツがあった。けっこういいですよ↓

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