映画|ア・デー・オブ・ヴァイオレンス|A Day of Violence

ミッチェルさん（ニック・レンデル）は落ち目の借金取り立て男。ある日、彼はシケた仕事にありつく。

「ヤク中男（ジョヴァンニ・ロンバルド・ラディス）から、2000ポンド（約27万円）を回収せよ」

という話で、言われた通り、ラリラリのすみかにいって「カネ払え！おんどれ！」と脅したら、なんとそいつは貧乏ヤク中のくせに、10万ポンド（約1300万円）という大金を隠し持っていた。ほえー。

ミッチェルさんはこりゃまたラッキーとネコババし、そいつをブッ殺した。やったぜ。

と思ったら、そのカネはヤクザのものだとわかって、まずくなる。さらに悪いことに、そのヤクザのボス（ヴィクター・D・ソーン）てのは、ミッチェルさんの新しい雇い主なのであった。こりゃまた間が悪いですな。

彼はヤクザに呼び出され「おまえの初仕事はコレだ」つって、カネの回収をやらされるのであるが、ミッチェルさんがそれをネコババしたなんて、誰も知らないのである。やべえなあ。

したら、ヤクザは何を勘違いしたのか、自分の部下であり、ミッチェルさんの友達でもある男（スティーヴ・ハンフリーズ）を逆さ吊りにして、拷問して、チンコをチョン切って、ブッ殺しちゃうではないか。うへー。

ミッチェルさんは逃げたいんだが逃げられない！

ほんとはこのぼくがもらっちゃったんでごぜーますよ、なんて口が裂けてもいえない彼は、内心オタオタしつつ、ヤクザの部下のチゼルさん（クリストファー・フォシュ）といっしょにカネを探すフリをやるんだが、そのうちバレちゃって、とっつかまってヒデー目に遭う。

このチゼルさんてのは、Chisel（ = のみ、彫刻刀）という名の通り、彫刻刀みたいな拷問道具を使って、ネーチャンをいぢめるのが大好きな男なんですよ。ひどいことするなあ。

トレイラー動画

感想

FANGORIAさんがえらく褒めていたので、私も観てみましたよ↓

• FANGORIA - 'A DAY OF VIOLENCE' (DVD REVIEW)

UK版のVシネマですなあ。というかんじで安っぽい。主演男の陳腐なナレーションとか、ヤクザの親分が脅す台詞をいうところとか、クサすぎて笑えてしまうのであるが、日本のVシネマに出てくる関西ヤクザが決まりきった台詞をしゃべるのと同じようなものかなあ。

んで、ゴアゴア拷問ですが、これはなかなかのもんでした。チンコカットの特殊効果の造型は気合いを入れてつくってある。チンコといっしょにタマもチョッキン！というところに、監督さんのやったぜ感が感じられます。

盛大にチシブキは出るし、グッチャグチャの血みどろだし、なかなかよかったですな。エンディングはbloodbath。まさにbloodbath。

最後の方になると、ミッチェルさんはヤクザにボッコボコにされちまって『悪魔の毒々モンスター』のような顔になってしまうよ。

顔が腫れ上がったミッチェルさん

そっくりだ！

イタリアンホラーの古い俳優さん、ジョヴァンニ・ロンバルド・ラディス（aka ジョン・モーゲン）がチラ出演しているという点も見どころです。彼が台詞をしゃべるシーンは短いんだが、うだうだ廃人演技がとってもよかったです↓

DVDのパケデザインがとってもイケてますね！これを見て期待する通りの内容といえるでしょう。ダレン・ウォード監督は『SUDDEN FURY』てのもつくってて、そちらも安っぽい感漂うゴアゴアありのグラインドハウス映画なんだそうで、私は未見なんですが、そっちもおもしろそうですよ。

DVDのオマケ

UK版DVDのオマケはこれだけ。

• Trailer
• The Making of a Day of Violence (25 min)

このDVDは本編Extra共に字幕ナシです。

• amazon.co.uk - A Day Of Violence - Uncut [DVD] [2009]

Memorable Quotes

Boswell: There are two things I hate. Bullshit and tossers!

Boswell: If you fuck with me in any way... you will be punished... And I'm not talking about the sort of punishment you can walk away from.

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