映画|新・死霊の沼|Legend of the Bog

bogってのは2000年前に死んだ人類の死体である。ミイラみたいに半生状態。建設現場で穴を掘ってたらソレが出てきて、きもちわりーなーと思ったら、死体が起き上がる。2000年を経てジャジャーンと復活！レスラー体型スキンヘッドの怪力男はあちこちに出没してみんなをおののかす。原始人がタイムスリップしてきちゃったみたいなかんじ。

一方、bogを研究する考古学者の先生がノラ=ジェーン・ヌーン演じる美人助手を連れて近くにやってきた。ここは工事現場以外はなーんにもない広大な荒野である。彼らは死体が復活したなんて知らずにノンキに調査をやっていたが、帰り道で牛と衝突してクルマが壊れる。こりゃこまったとトボトボ歩いてたら、ボロ小屋を発見する。

ボロ小屋には先客がいて、それはデベロッパー会社の女社長とタクシー運転手、ワケアリ気味のギャル2名というメンツだが、彼らもまた途中で動けなくなってそこに来たという。てわけで、道に迷ったみなさんが引き寄せられるように集結したのであった。

電話は通じないし、もうすぐ日が暮れちゃうしで、彼らはここで一夜を明かすしかないとあきらめる。「ジタバタしてもしょうがないですヨ」「ですよねー」なんつって、タキギを拾ったり、めしの準備を始めたら、和気あいあいのムードになってくる。

テーブルクロスなんか広げて楽しそうですね、と思ったら、そこにヴィニー・ジョーンズ演じるコワモテオヤジがぬぬぅと登場。みんなはおののく。「どちらさんですか？」と聞いたら「それはこっちの台詞だろーが」と怒られた。ボロ小屋は彼の家なのだった。そりゃまた失礼でしたと謝って泊めてもらうことにした。彼はハンターと名乗る謎男。後半は怪力男との闘いになる。

※感想

なにがいいたいのかよくわかんない映画でしたね。前半はコメディノリで進行して、ガミガミわめく女社長とタクシー運転手の掛け合いはコントみたいでおもしろかったですが、後半は一転して深刻ムードになり、キャラのみなさんが自分が過去に犯した罪を告白し始めたりしてですね、どうやらbogってのが過去に罰せられて辺境の地に捨てられたんじゃないかっていう考古学者の説とリンクしているよといいたけなんだけど、あんまりぴんとこない。笑わせたいのか、こわがらせたいのか、よくわからない。ガミガミ女社長がいちばんおもしろかったんだけど、彼女は一番先に死んじゃったもんであーつまらない、そこから先はかなり退屈でした。ノラ=ジェーン・ヌーンはどうしてこんなへんな映画に出たのでしょうか。

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