映画|アイボーグ|Eyeborgs

あとから訂正。『Eyeborgs』のカタカナ表記を『アイボーグズ』と書いたんですが、『アイボーグス』に訂正しました。指摘してくださった方、ありがとう。2010年8月12日。訂正以上。

近未来の話。

ODIN（Optical Defense Intelligence Network）ていうインテリジェントな監視システムがアメリカじゅうにはりめぐらされている未来社会。小さな目玉ロボがそこらじゅうにいて、そいつらは2本足で歩き回り、ビデオフィードを送り続ける。カメラロボとは別に、チョイ大きめのクモ型メカメカロボもいて、こちらは犯罪者をとっつかまえるというような危険任務をやる。人々が使うケータイもこの監視システムに取り込まれている。膨大なデータは瞬時に解析され、悪事を企む犯罪者はたちまちしっぽをつかまれ、お縄になる。つまり人がいるところ、必ず見られているというわけですね。

という調子のハイセキュリティなシステムが世を支配しているんだが、どうやらこのロボたちは勝手に意思を持って人間にタテつく気でいるらしい。人間たちは目玉ロボをただの監視カメラだと思っているんだけど、いつのまにやら武器を装備してガガーと人間を襲う。そればかりか、証拠捏造までやるもんで、異変に気づいた人が「ロボに襲われた！」と訴えても信じてもらえないのです。大統領に直談判するしかない！

DHSの捜査官にエイドリアン・ポール。大統領の甥のロック少年にルーク・エバール。スクープをモノにしたい女ジャーナリストにミーガン・ブレイク。ダニー・トレホがチョイ役で出てきます。彼の役どころはギター修理職人（そしてじつは？！）。

トレイラー動画

感想

ゆきすぎた管理社会の恐怖ってことでPKDレガシーだなあと思ったら、いかにも昔流行ったSF風のオープニングやら、めだまオヤジみたいな歩くカメラロボやらが出てくるもんで、ちょっと古くさいなーと思いつつ、エイドリアン・ポールとダニー・トレホはまぁいいですが、その他の俳優さんに華がないなあ、きれいなおねーちゃんも出てこないしなあ。パッとしないなあ。もんくばっかですません。と我慢しつつ見ていったら、最後のアクションはガガーと盛り上がったので「許す！」というかんじでした。期待するとハズすでしょうが、テレビ映画みたいなもんだと思ってみれば楽しめるのでは。ロボの特殊効果は低予算なりにがんばってるほうかなと。フィリップ・ディック的よくある系の低予算SFですね。

人間を襲うわるもんロボットは小さなめだまロボット（二足歩行）と、大型のスパイダーみたいなヤツが出てきます。最後のほうになると、ミニタンクタイプとか、ヒューマノイド型メカメカ攻撃タイプといったやつらも出てきます。どれもこれもどっかで見たことあるなあ的デザインなんだけど。。。まぁいいか。

エンドロールの中で小ネタがあるから忘れずに見よう。

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