2013/7/25 (Thu) at 2:27 pm

Twisted Twinsの最新インタビュー!次回作はモンスターが出るらしいよ!

イエーイ!

ツイステッド・ツインズ(Twisted Twins)は、ジェン・ソスカシルヴィア・ソスカの双子姉妹によるカナダのインディーズプロダクション。

長編デビューの『Dead Hooker in a Trunk (2009)』は「チョットおもしろい珍妙なインディーズホラーコメディ」くらいの話題度だったですが(私はスゲー好きだった)、第2作『アメリカン・ドクターX (2012)』はどどーんとメガヒット。世界のホラーファンに知られる存在となりました。

また、『ABC・オブ・デス 2』にも選ばれて、ますますノリノリ↓

そんなコンビのインタビューがたいへんおもしろいので紹介します。以下はざっくり要約です。かなりハショってるので、きちんと読みたい方は下にリンクした元記事にいってください。これはDVD-FORUM.atのEXCLUSIVEネタであります。

Thanks to DVD-FORUM! Great interview!

Twisted Twins Interview
dvd-forum.at - An Interview with the Twisted Twins about American Mary, female filmmakers and their next projects

あなたたちはどうやって映画製作の道に入ったのですか?

「7歳から子役デビューして俳優仕事をやっていたが、いわゆる一般的な双子キャラに飽き飽きしていた。20代の頃は映画学校にいってたが、そこでも不満タラタラで、学校が大嫌い。映画館でグラインドハウス映画ばかり見ていた。私たちは卒業制作の予算をカットされたんだが、軽い復讐のつもりで、学校が大嫌いなグログロ変態趣味の卒業作品をつくってやったら、観客の半分が出ていって、半分は大笑いをした。以来、映画を作り続けた」

ホラー映画の世界で女性であることは大変ですか?

「いいこともあるし、悪いこともある。女は映画をつくれないとかいう阿呆は常にいるけれども、サポーティブな人たちもたくさんいる。私たちはいい映画をつくればいいのだ」

2作目『アメリカン・ドクターX (2012)』は世界に配給され、そしてアメリカでは劇場公開されましたが、そんな風に成功するなんて予測をしていましたか?

「すべてファンのお陰。映画を観ておもしろがってくれた人たちが、ファンアートをつくったり、コスプレをしたり、ビデオをつくって投稿したり、どんどん広めてくれた。スクリーニングの会場にはメアリの髪型をした女の子がいた。私たちのファンは世界で最高の人たち」

アメリカン・ドクターX (2012)』のbody mod(身体をいぢくって遊ぶ嗜好)というテーマはどこからきたんですか?

「body modのサイトで『腕を交換した双子兄弟』というエイプリルフールネタを見たのがきっかけだった。衝撃だった。最初はこわかったが、body modのコミュニティに集まる人たちの興味や考え方を学んでいくうち、彼らに魅了されていった。 body modの第一人者、ラス・フォックスは映画に出演し、コンサルタントとしても関わってくれた。body modの人たちは、いつも暖かく私たちを迎え入れてくれた。彼らの真の姿を紹介するというのは、この映画の目的のひとつである」

キャサリン・イザベルとの出会いについて。

「私たちは何年も前から彼女のファンだった。ずっと彼女を見てきて、いつかいっしょに仕事をしたいと考えていた。Ginger Snapsから次なるステップに登る彼女を見たかった。脚本を送り、出演依頼のミーティングをした。ミーティングを終えた頃には、私たちはお互いに打ち解けて、Body modやら、フェミニズムやら、いろんなことを楽しく語り合った。私たちの映画を嫌いな人は世間にいるだろうが、彼女の演技を嫌いな人なんていないだろう」

双子ってのは現場で大変じゃないですか。混乱が起きませんか?

シルヴィア「私たちは生まれながらのコラボレーターであり、チームである。どんな状況であれ、別れているなんてありえない。いろいろと違いはあるけれども、結局同じところに落ち着く。キャストやクルーは私たちに同じ質問をして、同じ答えが返ってくるからいつも驚く」

ジェン「ぜんぜん問題ない。私たちはふたつの肉体を持つひとりの人間である。質問に対する答えもいつも同じ。撮影現場では笑いのネタになるくらい」

俳優に演技したくないといわれたことはありますか?

「コミュニケーション不足ゆえにそんなことが起きるのだろう。『アメリカン・ドクターX (2012)』の場合、製作に関わるすべての人間は目的を理解していた。限られた予算で、15日間の撮影を行うためには、みんなが一丸とならねばならない。よい環境があれば、俳優たちは安心をして仕事ができる」

あなたたちにとって『アメリカン・ドクターX (2012)』とは?

シルヴィア「この映画の制作チームは最高である。次も、その次も、同じ顔ぶれでやりたい。たくさんの障害があったけど、みんなで闘った。私はたくさんのことを学んだ。これほどに個人的な思い入れのある映画はこの先ないだろう。そしてこの経験は今後の創作に大きく活かされるだろう」

ジェン「『アメリカン・ドクターX (2012)』はいまつくられるべき映画だった」

という言葉に続いて色々と語っていて、この部分はかなりおもしろいが、日本語に訳しにくい。てか、原文のノリがすごくよくて、日本語にするとそれが殺されてしまう。「映画づくりというのは個人的な行いである」というような話です。興味のある方は原文を読んでください。

次回作の構想は?

シルヴィア「現在準備中。仮題は『BOB』。Masters FXの協力を得て、すごいモンスターの造形をつくる予定。キャッチフレーズはThere's a monster inside all of us, sometimes it gets out. = モンスターは私たちの中にいる。それが出てくるんですよ」

ジェン「『ABCs of Death 2』もある。これに選んでもらえたのはたいへんな名誉。とっておきのびっくりするもんを出すよ。初めてLSDをキメた人のきぶんになれるよ。ははは」

ジェンさんの方がときどき危なっかしいことを口走る傾向があるようです。いつか来日をしたときには成田の税関でヤバいことにならないことを祈っています(冗談)。

上に書いたヤツは、要約しているので、あまりわからないと思いますが、原文を読むとわかるんですが、このふたりは同じ顔をしているくせにチョット違いがあります。シルヴィアさんは理知的、ジェンさんはエモーショナルな言葉選びを好むように感じます。微妙な差違がありつつ、結局、同じことをいっているという、じつに息の合った双子らしいコンビですね。

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以下の質問はドイツのファンに向けての話で、特にアレっていうのもないから割愛します。

ところで、このインタビュー記事はJorge Solisさんに教わったんですが↓

彼はBDによくコミックスのレビューを書いているライターなんだが、コミックネタばかりでなく、Twisted TwinsやTromaのネタについてもいろいろ教えてくれます。大変親切な人なので、みんなもフォローをするといいですよ。

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