2014/1/9 (Thu) at 11:39 am

ウーヴェ・ボル監督の『テロリスト』の続編PART2製作決定!ブレンダン・フレッチャーが再び大暴れ!

ザ・テロリスト (2009)』の続編PART2をつくるそうです。

ウーヴェ・ボルは楽しいオッサンである。彼は以前から多作だが、昨年は特に多かった↓

自分で監督をやってるもの + 製作だけをてがけているもの、色々とあるが、たいていは駄作である。ちょっと惜しいくらいのヤツもあるが、たいてはあんまりよくない。ヤケクソかどうか知らないが、超安っぽいヤツを出してきたりもする。ドンドコと太鼓を叩いて、ガハハと笑っているみたい。

彼は映画界に幅広い人脈を持ち、豪華なキャストを揃え、派手にドッカーンと爆発させたり大騒ぎをして、へんなオチをやらかして、観客があっけにとられているあいだに、本人はホイと撤収。気がつくと、あっちで別の映画をつくっている。

数撃ちゃ当たる方式でやってるように見え、節操のない野郎だと思わせといて、極めて稀に、スゲーもんを出してくる。じつにあなどれないオヤジだ。私はこんなボルさんが好きだ。いつも元気に暴れ回って、ファンの悪態を栄養素にしている。

さて、『ザ・テロリスト (2009)』である。私はかつてこう書いた↓

彼のこれまでの作品の中で『ザ・テロリスト (2009)』はダントツトップです。あらゆる面において。彼のこれまでの映画は、すべて『ザ・テロリスト (2009)』のためにあったのだろうか、と疑うくらいです。この映画の暴力描写は「ポスタル(映画)よりも、ポスタル(ゲーム)らしい」とおもいました。まさにRunning With Scissors!

この気持ちはいまも変わっていない。私は続編をやると聞いて心配になってしまった。『ザ・テロリスト (2009)』はボルさんの数少ない金字塔のひとつなのだから、あれはあれで「いいほうのヤツ」として大事にしまっといたほうがいいんじゃないの。と思った矢先、自分の卑小さというものに気づいて恥じた。私という人間は、ボルさんの足下にも及ばないちっぽけな凡人なのだと気づいた。

彼はやすやすとプレッシャーをはねのけ、果敢にチャレンジをするのである。大コケをするかもしれないし、「前作を超えるまさかの快挙!」となるかもしれない。ボルという男は1%に賭けるのである。

いや、それは間違いだ。彼にはきっとそんなことはどうでもいいのである。『賭ける』とか『前作を超える』とか『超えない』とか、そんなことはぜんぜん考えていないのである。そうじゃないとやってられんだろう。そこが超人的である。

前にも書いたが、もういっぺんいうが、ウーヴェ・ボルは希望の星だ。こんな男はなかなかいないよ。

前置きが長くなってすません。『テロリスト2』はこんなお話だそうです↓

The Hollywood Reporter - Uwe Boll, Brendan Fletcher Reteam for Rampage 2
The Hollywood Reporter - Uwe Boll, Brendan Fletcher Reteam for Rampage 2

Rampage 2 has Fletcher return as a man who takes over a TV station and holds a number of hostages as a political platform to awaken humanity, instead of money.

テロリスト2』では、ブレンダン・フレッチャーが再び登場。彼はテレビ局を占拠して人質を取るんだが、その目的はカネでなく、人類の目を覚まさせることである。

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