!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|REC/レック3 ジェネシス|[REC]3 Genesis』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ結末
ゾンビ襲来でパーティは無茶苦茶になり、人々は大パニック。死体の山ができ、やがて死体は起き上がってゾンビになり、誰かを襲う。てんでばらばらに逃げ延びたひとたちは、あちこちに隠れてようすをうかがう。その中には、披露宴の主役である、花婿のコルドさん(ディエゴ・マルティン)もいた。
彼はその場にいた数人と力を合わせ、建物から脱出。教会にたどりついた。教会の中ではみんなが怯えていた。でもその中にはおよめさんであるクララさん(レティシア・ドレラ)の姿はなかった。くそぉ。ぜったい生きてるに決まってる!と思ったら「ピンポンパンポーン」とチャイムの音が鳴り、アナウンスが流れたのである。
それは愛するクララさんが夫にあてたメッセージであった。「わたしは生きてるわ!あなたも生きてるでしょう?あいしてるわー!」という声に元気百倍のコルドさんであったが、その先に続く言葉はさらに彼を元気にした。
「わたし、妊娠してます。わたしら、パパとママになるのよ!」なんていわれたもんで、喜びで涙目になる。「親戚のみなさんにいっときますけど、わたしら、妊娠したから結婚したってわけじゃないのですよ。今朝、知ったんだから!」
こんな強烈なカンフル剤を打たれたからには、ぢっとしておれぬ。コルドさんはその場にいたひとたちにアナウンス室の場所を尋ね「そこに隠れていろよ、おれが助けにいくからな」と鼻息荒く、セントジョージの鎧兜を身に着け、盾とトゲトゲこん棒を持ち、愛する女を助けにいくのである。助っ人もくっついてきたが、コイツは途中で死亡。
その頃、クララさんは神父様といっしょにいたが、自力脱出を図る。かくして愛するふたりはあっちとこっちで逃げ回って、なかなか会えないのであるが、最後にやっとこさ、出会うことができ、お互いの無事を確認して喜ぶ。やったー。さぁ、いっしょに逃げよう。
が、あとちょっとのところで、クララさんはゾンビに手をカミカミされてしまう。あー。すぐに腕を切断すれば助かるのではないか。コルドさんはオノで愛する女の腕をズダーンと切断。ウギャー。腕がなくても命が助かる方がましである。このあたりの描写はトントン進んで小気味よいですね。
ふたりでひーこらいって、やっとこさ外に出ようと思ったら、いつのまにか教会の敷地は隔離され、厳重に封鎖されていた。ここまできたら、クララさんの顔はいつのまにかゾンビ顔である。痛い思いをして腕を切断したのに、効かなかったのです。
コルドさんはそれを承知で彼女を抱きかかえ、外に出る。銃を構えるポリスがワンサカいて「女性を下におろしなさい」といわれたが、愛するふたりは死ぬまでいっしょである。コルドさんは優しくて情熱的なキスをする。ブちゅー。
ゾンビのラブシーンを目撃する人々は硬直してようすを見守るのであるが、やはりゾンビはゾンビであった。夫の舌を盛大に噛みちぎるクララさん。ウギャー。ダダダーと銃声、ふたりは死亡。
おしまい。
※だいたいこんなお話だったですが、次のような場面がありましたのでいちおう書いておきます。
- ゾンビは鏡に映ると醜悪な姿に見える
- ゾンビは旧約聖書の言葉(「神は天地をつくりたもうた」とか)を聞くと、動きを静止する
- ゾンビは教会の中に入れないらしい(これはオバちゃんの台詞だけで、実際にゾンビが動きを妨げられるような場面はなかった)
- ゾンビは聖水に弱いらしい(これもオバちゃんの台詞だけ)
※じつにまったく安っぽいお笑いゾンビ映画にありがちな設定ですが、次なる『Rec 4: Apocalypse』では、きちんとお話を回収できるんでしょうか。ジャウマ・バラゲロ監督のお手並み拝見です。
Rec関連のエントリ
この映画の記事に戻る↓