!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|マザーズデー|Mother's Day』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ結末
3人娘はキチガイ家族にとっつかまって、レイプされるわ、拷問されるわ、ヒデー目に遭わされる。でも途中から反撃開始。アビーとトリナはファイト一発。瀕死のジャッキーを背負い、スタコラ逃げだす。森に潜伏。ポリスが出てきて助けてもらえるかと喜んだら、それはあの息子であった。ひぃい。またまた逃げる。そうこうするうち、ジャッキー、死亡。
こんなアクションの合間に、ママと息子の会話場面があり、キチガイママの弱点が明かされる。こんなの↓
ママは息子ふたりを従えて大いばりなんだが、じつはたったひとつこわいものがある。彼女はQueenieていう悪魔的なバケモノに命を狙われているのです(と本人は思い込んでいる)。元々、Queenieはママの姉妹だったが、すごく邪悪でおそろしい。ママを殺そうと森に隠れている。だからママはいつも息子たちに「わたしをひとりぼっちにするな」っていう。
という話であるが、息子たちはこれを信じてない。彼らはずっとこの森で暮らしているが、一度もQueenieを見たことがないから。この家には『Queenieの耳』がある。Queenieは大昔に殺された。その証拠に耳がとってある。息子はそれをママに見せて安心させようとするが、ぜんぜん信じない。「Queenieがくる。Queenieがくる」って子供のように怯えるのです。
どうやらこのママは息子たちを側に引き留めておきたいばかりに、Queenie話を脳内創作しているらしい。かわいいというか、くるってるというか。すごい精神構造してますね。
そんな話が明かされつつ、アクションが進行します。
生き残ったふたりは武器を持ち、再びあの家へ舞い戻って反撃する。マザコン兄弟をブッ殺し、キチガイママにトドメを刺す。ここで活躍したのはアビーさんであった。
彼女は病気の母親を長きに渡って看病してきた女であるが、「わたしはびょうきなの。ころさないで」と命乞いをするキチガイママを見たら、猛烈に腹が立ってきたみたい。ぐわーーーーと窒息攻撃。殺しの道具はオッパイのかたちをしたビーチボールみたいなヤツでした。
てわけで、ふたりのネーチャンは復讐を遂げた。彼女たちは死んだジャッキーを埋めてお祈りする。あー。こわかったわ。もうさんざんだわ。生き残ったのが不思議だわ。ふぅー。
と思ったら、超びっくりの衝撃ラスト!
謎の耳なし怪物がガオーと出てきてウギャー!
Queenieはほんとにいたんだ!
おしまい。
Blu-Rayのオマケ詳細
オマケいろいろあるよ↓
- Intro by Charles Kaufman
- Director Commentery
- Super 8 Behind The Scenes Of The Original Mother Day
- Original Mother's Day Trailer
- Ike, Adley And "Eli" Eli Roth On the Subersive Political Subtext Of Mothers Day
- Mother's Day At Comic Con
映画の前にチャールズ・カウフマン監督が出てきてチョロッとしゃべります。彼はロイド・カウフマンの兄弟ですが、兄か弟か私は知らないんだが、みため弟っぽい。しゃべりかたとか表情が似てるよね。なんかかわいいよね。
彼はいまはサンディエゴでBread & Cieていうパン屋さんをやってるそうな。検索するとたくさん出てくるよ。お客さんを待たせているあいだ、チャールズおじさんが出てきてギャグをやってくれるらしいです。
Super 8 Behind The Scenesは当時のメイキング映像。映画の最後に出るQueenieをじっくり見れます。映画の中では一瞬チラ見せなんだが、意外とちゃんとつくりこんであった。
Ike, Adley And "Eli" Eli Roth ... はイーライ・ロスの独演会。『Mother's Day』にまつわる個人的な想いや体験を、熱い口調で10分以上しゃべってます。ほんとによくしゃべる男だよね。感心するわ。
Mother's Day At Comic Conはダーレン・リン・バウズマンとチャールズ・カウフマンの対談。どんな風にリメイクしたかとか(『マザーズデイ (2010)』)、オマージュがいっぱいあるよとか。バウズマンさんは「新しいQueenieを考えついたんですよ!」と強調していた。最後の方でロイド・カウフマンが乱入してくる。
このBlu-Rayを買ったらぜひコメンタリを聞いて下さい。メニューからコメンタリを選ぶと、別バージョンのイントロが出るんですよ。そっちでは当時アシスタント・アート・ディレクターをやってたRex Pianoていうおじさんが出てきて「ほんとはおれが監督なの!一番苦労したのはこのおれなんだから!チャールズさんはなんにもやってないのだよ。彼はパンをつくってればいいの!」なんていう。トロマのDVDやBlu-Rayはよくこういうのが入ってて楽しいよね。
コメンタリに出てくるのは、そのRex Pianoと監督です。ふたりのオッサンがうだうだと当時の話やら制作のウラ話などをしゃべる。楽しいよ。泣けてくるわ。
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