PV1,156

!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|フランケンシュタインと狼男|Frankenstein Meets the Wolf Man』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレあらすじ

フランケンシュタインの幽霊 (1942)』の続きであり、『狼男 (1941)』の続きでもある物語。

狼男 (1941)』のラストから4年後。

ふたりの墓泥棒がラリー・タルボットの墓を暴く。彼らの目的は死体といっしょに埋められた金銀お宝であったが、ふたりがラリーの棺を開けたら、満月の光を浴びたラリー(ロン・チェイニー・Jr)はガオーと変身。男ひとりを殺して逃走した。

ラリーは、遠く離れたカーディフの病院のベッドで目が覚めた。どうやってここにきたんだか彼は覚えていないのだが、オオカミ男になってうろついているうちにだれかを殺して、ブッ倒れて、担ぎ込まれたらしい。病院の医師マナリング(パトリック・ノウルズ)は彼の驚異的な回復力に驚き、刑事オーウェン(デニス・ホーイ)は「きみはだれ?」と質問する。

ラリーは「ぼくは、ラウェリー村のローレンス・タルボットです」と答えたが、オーウェンが村のおまわりさんに電話で確認したら「そいつは4年前に死んだのですよ」といわれる。オーウェンは「あやしいやつめ。なぜ彼は偽名を使うのだろうか」と興味を持つ。

そうこうやってるうちに、ラリーはまたまたガオーと変身し、誰かを殺してしまう。気がつくと病室に戻っている。窓が開いていて、包帯が取れていて、外に出て行った形跡がありあり。本人は覚えていないのだが。またやってしまったかと悩むラリーはマナリング医師にすべてを告白する。

「ぼくはオオカミ男なんです。満月の夜になると変身し、知らぬまにだれかを殺してしまう。マレバていうジプシー女を探してください。彼女ならぼくを救ってくれる」と頼んだが「かわいそうなキチガイなんだなあ」と同情されて、信じてもらえない。

マナリングとオーウェンは身元不明の男に興味を抱き、ラウェリー村に行ってみた。村のおまわりさんにお願いして、タルボット家の墓にいく。すると、そこには墓泥棒の死体があって、ラリーの棺はからっぽだった。墓泥棒の死因はカーディフで起きた殺人事件と同様、動物のかみ傷があった。

ここで村のおまわりさんが昔話をする。「数年前、ここらへんでオオカミ騒ぎがあったのですよ。たくさんの人が死んで、かわいそうなジョン・タルボットはオオカミと間違えて自分の息子を殺しちゃったのです。それがこのラリー・タルボットてわけです」という話であった。

※このシーンの台詞で、ラリーの父、ジョン・タルボットは息子を失った失意から、その後間もなく死亡したと明かされた。彼の棺もあった。

という新情報を仕入れたふたりは「うぅむ」とうなるのであったが、一方、ラリーは、医師不在のあいだに、拘束着を破って病院を脱走。彼は姿を消した。

逃げたラリーはそこらへんをほっつき歩いて、ジプシーおばあちゃんのマレバ(マリア・オースペンスカヤ)を探しあてた。「あー、みつけたー!ぼくを助けてください!ぼくはどうやったら死ねるのですか?もう死にたい!でも死ねない!」とお願いしたら、マレバは「わたしゃ、なんもできんけど、助けてくれそうなひとを知ってるからいっしょに行こう」といってくれた。

ふたりは馬車で旅をする。マレバおばあちゃん、かわいいです。

マレバの行き先は『フランケンシュタインの幽霊 (1942)』の舞台となったヴァサリア村である。彼女はそこにルドウィグ・フランケンシュタインがいることを知ってて、彼なら卓越した知識でラリーをどうにかしてくれるかなと思ったんだが、ふたりが着いてみたら、あの惨劇の後であり、ルドウィグは死亡していた。ラリーは落胆する。

「ぼくは死ねないようどうしようこまったなあ」といってるうちに、またまた満月が見えて、こわくなった彼はマレバをほっぽりだして森に逃げたが、ガオーと変身してだれかをブッ殺してしまう。死体を発見した村人のみなさんは「また怪物か!」とおそれたが「でもこれはオオカミの傷だぜ」というんで、オオカミ狩り大作戦が実行される。また、そこらへんにいたマレバおばあちゃんは村人にとっつかまり「あやしいジプシー女め!」といぢめられ、牢屋に放り込まれてしまう。

ラリーは村人に追われ、逃げた先でどすんと落っこちたら、そこはかつて炎上したルドウィグ・フランケンシュタインの城の燃え後だった。氷漬けになっている怪物(ベラ・ルゴシ)を発見。氷を割ってやったら、怪物は「ンガンガ!」と復活。

ラリーが「おまえが例の怪物だな。フランケンシュタイン博士の秘密の資料とかはどこにあるの?教えてください」と頼んだら、怪物は隠しクローゼットを教えてくれたんだが、そこにはラリーが欲するものは見つからなかった。が、代わりにルドウィグの娘、エルサ(イロナ・マッセイ)の写真があった。この娘に会えばなにかわかるかも。

ラリーはどこで手に入れたのか知らないが、こぎれいなスーツに着替え、紳士風のなりをしてエルサ・フランケンシュタインに接触を試みる。テイラーという偽名を名乗り「不動産を買いたい」と嘘をついて会うことができた。

ラリーは本当の理由を打ち明け「あなたのパパが残した研究ノートがあるんならぼくにください」とお願いしたのだが、あっさり却下される。「そんなものがもしあれば、サッサと燃やしてしまいますわ」といわれてがっくし。ところで、今日はお祭りの日です。

村のワインフェスティバル。

エルサ、村長さん(ライオネル・アトウィル)といった村のみなさんはお祭りを楽しむのであるが、ラリーもちゃっかりそこにいてワインを飲んでいたら、そこにあのマナリング医師が乱入してくる。彼は「やっと見つけたぞ」といって「さあ、帰るぞ。きみはサイコ病院にいるしかないのだ」というもんで、ラリーは抵抗する。そこに怪物がジャジャーンと現れる。みんなはパニック。わーわー。

ラリーはドサクサまぎれに怪物を連れて逃げちゃう。すると、村人たちの怒りはエルサに向けられる。彼女は関係ないのだが、みんなはルドウィグの娘というだけで「なんかわるさをしとるんとちゃうんか」と思われちゃうのである。そこにマレバも連行されてくる。

怒る村人たちは「こいつらはみんなわるもんにちげえねえ!」とわめくが、村長さんは「まぁ落ち着いて。もっとスマートにやりましょう」「あほくせえ。ぶんなぐってやればいいのだ!ゲンコツをつかうのだ!」とすったもんだするのだが、部外者マナリングが助けを申し出た。

「きっとなにかやり方があるはずだ。わたしにお任せください。必ずやヴァサリアの呪いを解いてみせますから」と大見得を切る。マナリング、エルサ、マレバは城にいく。城にはラリーと怪物がいた。映画の主要メンツのみなさんが集結した。

城に着いたら、エルサはまぁしょうがないかという調子で、ルドウィグが遺した研究ノートのありかを教えてくれた。それは隠しクローゼットの、そのまた奥に隠されていたのであった。これを読んだマナリングはホエーと感心し、怪物とラリーのエネルギーを無力化する方法を発見した。エネルギーを吸い取る方法ってのがあるんだそうな。電極をマイナスに刺してどーのこーのといってましたが、どう訳せばいいのか、私にはよくわからないんだが、まぁ細かいことはいいでしょ。

城は炎上したので、そこらへんはガラクタだらけなのだが、マナリングはマシンを修理してみようと思いつく。多くの実験道具が運び込まれ、彼はがんばる。やっとこさ、というかんじでマシンのリストアが完了。ラリーと怪物はそろって平和的な死を得られるのであろうか。

ラスト。

怪物とラリーはベッドに寝かされる。彼らは電極でつながれ、電線の先には大きなマシンがある。あとはスイッチオンするだけ。

この実験のドタンバにきたらば、マナリングはなにを血迷ったか、電極をさかさまにつないでしまう。彼の科学者魂がガガーと出てきて「MAXパワーの怪物って、いったいどれほどのもんだろうか?!わたしは見たい!いっぺんだけ見たい!」と思ってしまったのだ。横で見ていたエルサは「ちょ、ちょ、なにかちがうんじゃありませんか?やばくない?あんた!なにしてんの!」とおののくのだが、マナリングは止まらない。彼は最大パワーの怪物をつくってしまう。

ここでタイミングよく満月が現れる。ラリーはガオーと変身。かくして怪物とラリーはとっくみあいのケンカを始める。ガオー!

マナリングはエルサを連れて逃げる。彼はどうしてよいのかわからずオタオタするのだが(バカ)、ここで意外にも、ドッカーンと大爆音がした!

穏健な村長さんのやり方を好まない怒りの村人ヴァゼク(レックス・エヴァンス)がこっそり爆薬をしかけ、城の近くにあるダムを派手に爆発させたのであった。ガガーと洪水が押し寄せて、怪物も、ラリーも、まとめてオダブツとなりました。村人のみなさんはガッツポーズ。

おしまい。

結局のところ「頭よりもゲンコツを使え!」とわめいた男が村を救ったというお話でした。

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