!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|パペット・マスター|Puppetmaster』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
1939年。ボデガ・ベイ・イン。
パペットマスター、アンドレ・トゥーロン(ウィリアム・ヒッキー)はわるもんに襲われた。トゥーロンは捕まる直前にパペットたちを秘密の場所に隠して拳銃自殺。パペットの秘密は守られた。トゥーロンは優しいおじいさんで、人形たちをとても愛しています。だから命を賭けて彼らを守ったのですね。じわーん。
現在。
ボデガ・ベイ・インに4名の変人男女が集結する。パペットマスターの秘密を知りたい彼らは、ニール・ギャラガーという男に会いたくてやってきたんだが、その男は死体になっていた。メガン未亡人によれば「ニールは自殺した」そうであり「おれが死んだら友達がやってくるからそれまで死体を埋葬しちゃだめ」と言い残したそうである。
4人はへんだなと思う。なぜなら4人はかつてその男に呼ばれていっしょに研究をしたことがあり、その性格を知ってるからである。欲深いニールが自殺なんかするわけない。この未亡人はなんにも知らないからいい夫だったと思っているが、どうせヤツのことであるからして、このホテルを手に入れるために女をだまくらかしていたんだろう。てなことを想像する。さてどうしよう。
そこにパペットたちが出てきてみんなを襲いだしたと思ったら、死んだはずのニールがジャジャーンと蘇って出てくる。彼はニヤニヤ笑いで「おれさまはパペットの奥義を手に入れてよみがえったのだ、わはは」とうれしそうである。「どうしてみんなを殺したのか?」という質問には「いつかおまえらは真相を知るであろう。その前におびきだしてハメてやったというわけさ。あははは」てなことを余裕しゃくしゃくでしゃべってたまではよかったが「人形遊びなんかツマンネ ("I'm tired of experimenting with silly puppets.") 」なんつってパペットたちをコバカにしたらば、パペットたちは怒る怒る。こうなると主人の命令なんか聞かないのです。ガガーとニールを襲う。ぎゃー。ヤメロー!
ラスト。
アレクスと未亡人メガンだけが助かる。アレクスはホテルを去る。ひとりになったメガンはワンコの剥製(ダナが持ってきたヤツ。Leroyという名前)をダッコしてるんだが、それを下に置いたらワンコは走りだす。部外者の善良女と思われたメガンがじつは秘密の奥義を得たのであるかという意外なオチで終了(謎)。
※ラストのワンコはナニソレってかんじですが、考えてみれば、関係者の中でメガンだけが無欲善良キャラだったので『善良なマスターがつくった人形は善良になる』というセオリがあって(トゥーロンの本を読むシーンでそんなことをいってた)、それをちょっと曲解して『善良なひとだけがマスターになれる資格がある』というふうに解釈すればですね、メガンが最後に秘密をゲットしたというオチは案外理にかなっているかも。なんてことをあとからしみじみ考えたりしました。
じつはメガンはパペットの秘密を知っていたという点を示す具体的なシーンはなかったけれども、ニールが彼女をバカにしたとき人形たちが怒ってたように見えたので、もしかしてそうだったのかなと思ったりして。というのは私の想像ですが、そもそもそんなまじめに考えるほどのもんじゃないのかなって気もしますが、どっちにしても、パペットたちがわるもんであるとはいちがいにはいえないところがこの映画のおもしろいとこかなと思います。
※と思ったんだけど『パペット・マスター2 / Puppet Master II (1991)』で明かされるメガンのその後は、私の想像とはぜんぜん違っていました。
※後日、続けて続編をダダーとアプする予定です。
この映画に登場したパペットたち
- ブレード
- ジェスター
- ピンヘッド
- トネラー
- リーチ・ウーマン
- 中国風パペット
QUOTES
Frank: Just a little bit of sauce and Dana can become quite the cynic.
Dana: I am not a cynic, Frank! I like to think of myself as a nasty bitch.
Carlissa: Oh my god! They did it right in this bed.
Frank: Who?
Carlissa: Clark Gable and Carole Lombard.
Neil Gallagher: I'm the master, and you're the puppet!
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