PV2,127

!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|シタデル CITADEL』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレ結末

トイレに閉じこもってこのまま親子心中かと思われたが、すんでのところで、親切ナースに救われる。このネーチャンは唯一彼に親切にしてくれた天使のような娘さんであり、トミーは彼女のお陰でピンチ脱出できたんだが、結局、その後、彼女もチンピラ団に襲われて死亡する。たったひとりの友達を失い、うちひしがれるトミーさん。

さらに悪いことに、オヤジが予言した通り、ヤツラが再びガガーとやってきて、赤ちゃんがさらわれる。いったいどうして赤ん坊をさらうんだよ。悲しみ嘆くトミーさん。

んで、結局、オヤジといっしょに敵のアジトにいって、赤ちゃんを救え + 敵をまとめて殲滅せよ大作戦が実行されるんだが、オヤジの話によれば、大昔、廃墟ビルで産まれた男女の双子が大きくなって近親相姦し、こいつらが繁殖したのであり、彼らは意図的に赤ちゃんをさらう。という話なんだが、それ以上のことはよくわからない。

オヤジは盲目の少年を連れてくる。この少年はかつて連中に拉致されたんだが、オヤジに助けてもらったそうな。トリオは敵の本拠地である廃墟ビルにいく。

オヤジの作戦はこうである。彼はどこで都合したのか知らないが、手製のプラスチック爆弾を持っているんだが、これだけでは威力が足りないので、危険を犯してビル内に侵入し、ガスのパイプを破壊工作。ガスが充満したところで爆発させればいいんじゃね。というものすごい単純作戦である。だいじょうぶなんですかね。すぐにやられちゃうんじゃないの。

と思ったら、オヤジの秘策はもうひとつあった。どういう仕組みか謎であるが、連中は人間の『恐怖』を嗅ぎつけて襲ってくるのです。んで、こっちの盲目少年は彼らと同じ能力『恐怖が見える目』を持っている。こわがらなければオッケー。どうしてもだめなら、少年と手をつないでいればオッケー。という話であった。

トリオはそろりそろりと廃墟に侵入する。スゲーきもちわるい雰囲気。こんなところで「こわがるな」といわれても無理な話だが、それでも彼らはえっちらおっちら動き回り、ガスのパイプをブッ壊して回る。

途中で連中に鉢合わせしたが、確かにオヤジのいう通り、少年と手をつないでいれば襲われない。この少年はなにやら不思議な力を持っている。そうこうやるうち、オヤジは脱落。ウギャーと襲われたが、トミーと少年は生き残り、赤ちゃんを発見。運良くまだ生きていた。この場面はものすごくきもちわるい。暗い地下の部屋にケージがたくさんあり、奇形赤ちゃんたちが閉じ込められていた。

あとは外に出てドッカーンとやれば任務完了。と思ったらびっくり。じつは、めくら少年の特殊能力は嘘だったと明かされる。少年はめくらでないし、こわがりの普通の少年だったとわかってしまう。つまりオヤジがトミーをヤルキにさせるため、少年を説得して芝居をさせていたんですね。

でも、結果的には、これのお陰でトミーは恐怖心を克服することができ、こんどは自分が少年を助けてあげなくちゃと思えるようになる。最後は彼が勇気を出して、少年の手を引いて、敵がウヨウヨしている危険地帯を通過する。脱出成功。ビルをドッカーン。敵はオダブツ。ハッピーエンド。

おしまい。

※少年の能力は嘘だったけど「連中は恐怖を感知する」という点はほんとだったみたいですね。こんなファンタジーめいているのも、評価がわかれる理由のひとつなのかなと思うが、私にはよかったですよ。恐怖症に悩むひとにはこんな風に世界が見えているのだろうと解釈すればいいんじゃないのかな。

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