!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|インシディアス|Insidious』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ結末
以下、オバちゃんが夫婦に教えたこと↓
昏睡したダルトン坊やは、じつは『幽体離脱(Astral Projection)』をしている状態である。あれですな、自分の寝ている姿がはるか真下に見える、ってヤツ。
坊やは元からそういう特殊な才能があって、幼い頃から幽体トラベルをやってたんだが、本人はソレと気づかず、夢だと思っていた。ホイホイと肉体を離れてうろつきまわっているうちに、元に戻れなくなった。これが真相なんですよ、と聞かされた夫婦はびっくりする。
オバちゃんの話は続く。
幽体離脱という特殊能力を生まれつき持つ人が稀にいるが、これのヤバいところは、肉体を離れているうちに、邪悪な悪霊を招き寄せてしまう点である。悪霊さんからすれば、からっぽの肉体を手に入れて、この世に復活してやるぞと標的にされてしまうそうな。夫婦が目撃した奇怪なオカルト現象はこれらの悪霊の仕業であった。
オバちゃんはパパの過去についても語る。
そして、さらに、パパもまた子供の頃に同じ経験をしたのであった。本人は記憶ゼロだったが、パパの母親が子供時代の写真を持ってきて「これを見よ」というのである。そこには、少年時代のパパの周囲にオバケが明瞭に写っていた。
これゆえに、パパの子供時代の写真は一枚もなかったのであり(親が隠したから)、彼は大人になっても写真を撮られることがイヤであり、また、パパの母親はオバケ話を聞いても驚かず、ササッとオバちゃんを連れてきたのである。自分の子供に起きた奇怪な出来事が、こんどは孫の身に起きたと知ったんですな。
オバちゃんはパパに「息子を助けて連れ戻すのだ」といって、彼を幽体離脱させる。パパは異次元の世界にいって、息子を探しまわり、こわいオバケに追われてひーこらしつつ、ドカドカアクションとすったもんだの末に息子を発見。彼を助けて、こっちの世界に戻ってくる。やったぞ。
と同時に、パパも息子も目が覚める。ふたりとも助かる。
わあ、よかったー。めでたしめでたし。
オバちゃん、助けてくれてありがとう。
と思ったら、じつは、パパは息子を救ったと同時に、悪霊に憑依をされていた。それに気づいたオバちゃんはデジカメでパシャ。そこに写ったものを見てギョッとする。パパの姿をした悪霊は、オバちゃんをブッ殺す。
ママがオバちゃんの死体を発見する。そして、さらに、その傍らにあったデジカメのオバケ静止画を見て、戦慄する。パパが後ろから近づく。ひぃ。こえー。
おしまい。
ちょとあとから思い出したから追記。
出てくるオバケがまるで「チーズ!」っていってるみたいにニカッ顔をするのがおもしろかったです。コワかわいいっていうの?
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