!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|ディスコード -DISCORD-|The Pact』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ結末
少しづつ真相が明かされていくのであるが、まとめるとこうである↓
アニーの母親には、じつは兄がいた(つまりアニーにとって伯父)。そしてさらに、この兄ってのは、10年以上の大昔に、Judasという通り名で人々に恐れられたシリアルキラーだった。そのキラーはまだ生きてて、人知れず家の地下に潜伏していた。だから行方不明になった女性ふたりはオカルト神隠しにあったのではなく、キラーにブッ殺されたのです。こわーい。
であるなら、この家で度々起きたオカルト現象はなんだったのか、というと、それは1989年に殺害された当時20歳のジェニファー・グリックなる女性(ぺトラ・ライト)のオバケの仕業だったのでした。ジェニファーオバケは「キラーはまだ生きている!あぶないよ!」と知らせようとしてたんですね。
アニーはジェニファーオバケの導きにより、真実を知る。が、キラーにとっつかまり、殺されそうになる。が、ジェニファーオバケのアシストを得て反撃成功。相手をブッ殺す。彼女は家を売り払い、死んだ姉の娘を連れて、去っていく。
おしまい。
簡単にいうとこんな話だったが、映画の中で意味深な演出が多数ありました。アニーとリズが過去話をしている場面とか、家の中にある家族写真とか。この家族は間違いなく異常だったのだなという点はわかるが、情報が断片的なので明確にわからない。ぼわーとしている。
そして、さらに、アニーとキラーには共通点があり、二人とも左右の目の色が違うのです。もしかして、アニーはキラーの娘だったのではないか、また、あるいは、アニーの母親はじつはオバケのジェニファー・グリックだったのではないか。緑色のクロスのネックレスの話とかですね(見た人はわかる)。
そこはかとなく微妙に暗示されるんだが、きちっとは明かされない。だから観客はあーだこーだと想像をしてみる他ないのであります。説明不足だと思うひともいるかもしれないが、これはこれでよかったんじゃないのかなあ。薄ぼんやりしてたほうがこわいじゃん。
キラーを演じたマーク・スティガーの不気味演技もよかった。
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