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!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|フランケンシュタインの幽霊|The Ghost of Frankenstein』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレあらすじ

前作『フランケンシュタインの復活 (1939)』のその後の物語。

前作ラストにて、怪物とイゴール(ベラ・ルゴシ)はそろってオダブツになったが、村の人たちはまだ安心できない。怪物はまた蘇るかもしれないし、イゴールに至っては首が折れても死ななかった男であるからして、ここはひとつ念には念を入れて城をブッ壊すべきであるという案が満場一致で決定。村人たちはわーわー集まる。

みんなで城にいったら、案の定、死んだはずのイゴールがいた。さっそく爆薬をセット。どっかーん。イゴールは追いつめられるが、爆発で壁が崩れ、その中に埋まっていた怪物(ロン・チェイニー・Jr)が出てきた。またまた復活!イゴールは怪物を連れてスタコラ逃げる。しめしめ。

怪物はながいあいだ地面に埋まっていたせいか、げんきがない。さらに、逃げる途中で雷の直撃を食らう。死ぬかと思ったら意外にもへでもないという風であったが、これを見たイゴールはルドウィグ(前作で登場したウォルフの弟)が別の村で医者をやってることを思い出す。「そうだ!あいつに頼んで雷パワーを使ってもっと強くしてもらおう!」とひらめく。楽しそうです。ふたりはさっそく移動開始。

ヴァサリアていうきれいな村に到着。イゴールと怪物は堂々と表を歩いているが、新聞テレビなどは普及していない時代なので、彼らの素性はバレないのである。調子良く隠密行動中のコンビであったが、怪物はさっそく騒ぎを起こす。

道で遊んでいた少女のボールを取ってあげようとしたら、これがかんちがいされて大騒ぎとなる。怪物が暴れて男ふたりが死亡。怪物はとっつかまり、牢屋に放り込まれる。このときのかわいい少女はクロスティンちゃん(ジャネット・アン・ギャロー)という。またあとから出てきます。怪物は彼女を好きになったみたいです。

村のポリスは怪物をつかまえたものの、それを持てあましてしまう。体はデカイし、キチガイじみた怪力だし、おまけに言葉をしゃべれないから。彼らはフランケンシュタイン博士がつくった怪物なんて知らないのである。困った検事エリク(ラルフ・ベラミー)は、村の名医、ルドウィグ博士に相談する。

ルドウィグてのは精神医学の権威であり、また、脳の移植手術を成功させた最先端外科医でもあると同時に、故ヘンリー・フランケンシュタインの次男であり、『フランケンシュタインの復活 (1939)』で登場したウォルフの弟なのだが、村の人たちはそんなこと知らない。

検事エリクは、ルドウィグの娘、エルサ(美女!イヴリン・アンカース)のカレシである。彼にしてみれば、自分の恋人のパパだから気安く相談したのだが、そんな家系の秘密があったとは、彼もまた夢にも知らないのである。

検事エリクがルドウィグに怪物のことをしゃべって帰ったあと、こんどは入れ替わりにイゴールが現れ、ルドウィグに頼みごとをする。「先生のお力で、怪物をパワーアップしてくだせえ。あんたの親がアレをつくったってことをみんなにバラしちゃいますぜイッヒッヒ」と脅されたルドウィグは困る。彼は怪物騒ぎとは無縁の世界で生きてて、愛する娘もいて、いまの地位に満足しているのである。

そうこうやってるうちに、怪物は暴れて逃げ出した。イゴールは逃げた怪物を連れ、ルドウィグの屋敷に乱入。ここでまた暴れてルドウィグの弟子、若い科学者ケタリング(バートン・ヤーブロー)を殺す。ルドウィグは催眠ガスを出して怪物とイゴールを眠らせ、とっつかまえた。

ルドウィグという男は、かつて父が夢見たような野望を抱いたこともなく、正常な神経の持ち主である。そんな彼らしく怪物を始末してしまおうと決めるのだが、そこに故ヘンリー・フランケンシュタインのオバケが出てくる。

「息子よ。ほんとに殺しちゃうの?せっかくわしがつくったのに!おまえにはぜひ研究を引き継いでこれを完成させてもらいたいのであるよ。いいことを教えよう。この怪物が不完全なのは、その脳ミソに問題があるからなのだよ。だから、おまえがやってる脳外科の知識でまともな脳に入れ換えれば、きっとうまくいくとおもうよ」

といわれたルドウィグは「なるー!」と感心し、さきほど怪物が殺したケタリングの死体があることを思い出した。ケタリングはまじめな科学者だったので、これなら怪物もまともになるであろう。ケタリングも生き返れて喜ぶであろう。という結論を得る(勝手!)。

と決めたんだが、これを聞いたイゴールが難色を示した。「えええええ!?そんなー!おれから友達をとりあげないでくれや。あんた、自分の友達がほしいだけじゃないの。そんなことなら、いっそ、わしの脳を使ってくだせえ。わしゃ、怪物と合体したい!」と希望を述べたが、ルドウィグはあっさり却下。「そんなことをしたら、ますますキチガイになっちゃうね」

ここでイゴールは策略を労する。ルドウィグの助手にボーマー博士(ライオネル・アトウィル)というオッサンがいるんだが、彼は以前はルドウィグの先輩だったのであり、ルドウィグがやってる脳外科手術の原型は元々ボーマー博士がこしらえたもんだったのだが、ボーマーは計算ミスを犯し、そのせいで出世街道から転落。いまはルドウィグの下になってしまったという気の毒なオッサンなのだが、これに目を付けたイゴールが彼を誘う。

「わしの脳とケタリングの脳をこっそりすりかえてくれ。わしがあの肉体を持ったらこわいもんなしであるよ。そしたらあんたにもいい思いをさせてあげるよ。ふたりで、この村を、いや、この世界を変えてやろうよ!」てなことをいって誘惑し、自ら死んで脳を差し出す決意を述べる。「失敗するかもしれないよ」といわれるが「いまのヒデー人生よりはましだ。ばっさりやっておくんなせえ」と彼らしい台詞を述べた。

そうこうやってるうちに、怪物がまたまた暴れて勝手なことをやる。彼は屋敷を抜け出し、あの冒頭シーンで出てきたかわいい少女のクロスティンをさらってきた。それをルドウィグに差しだし、自分の頭を指差した。この少女の脳を自分の頭に入れてくれというのである。もうむちゃくちゃ。さすがにルドウィグはそんなことできないので、なだめてすかして少女を返すように説得した。

ルドウィグは怪物の脳を入れ替える手術を行う。が、ボーマーの手によりイーゴルの脳にすりかえられていたという点を、ルドウィグは知らない。

そうこうやってるあいだに、村人たちがクーデターを起こす。逃げた怪物がどこにも見つからず、また少女がさらわれたという点からして、だれかがかくまっているにちがいない。それはあのフランケンシュタイン博士にちがいない。と想像し、わーわーやってくる。検事エリクはみんなを押しとどめ「わたしが話を聞いてくるから、みなさん落ち着いて」と述べ、彼は博士の家に行く。

検事エリクが屋敷に入り、ケタリングが行方不明になっている点を指摘すると、ルドウィグは隠しておけなくなる。そしてすべてを白状した。

「ケタリングは怪物に殺されたんだ。あの怪物は正真正銘のキチガイだった。でももう心配しなくていいのだ。わたしはケタリングの脳を怪物の頭に入れたのだよ。わたしはね、自分の父兄が引き起こした悲劇を終わらせたいのだ。フランケンシュタイン家の名誉を取り戻したいんだ。さあ、生まれ変わった怪物を、いや、生まれ変わったケタリングを見にいこう」

ラスト。

博士が怪物に話しかけると、それはイゴールの声で答える。

「わっはっはー。おれはイゴールだぞ。怪力を手に入れて最高のきぶんだ!まいったかバーロー!」

と聞いたルドウィグは青くなる。

「うへー!父のときよりヒデーことになってしまったよ!ボマー!おまえのしわざだな!」

「わっはっはー。こらこら、おれの友達をいぢめるな!」

てな調子で喜んだイゴールであったが、彼の幸福はすぐに終わる。彼は目が見えなくなった。「目が見えないよ!」とわめく怪物にルドウィグが説明した。「ははは。血液型が違うからだよ。ちゃんと検査しなくちゃな。ばかめ」

怪物は絶望。ヤケクソになって暴れだす。ボマーをバコーンとブッ飛ばしたら、彼は配電盤に当たってビビビと感電死。ドカドカーンと火花が散ってたちまち炎に包まれる。火がぼーぼー。怪物はルドウィグを道連れにしてオダブツ。娘エルサは恋人エリクに救出されて、逃げることができました。少女クロスティンちゃんも助けてもらえました。

おしまい。

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