!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『小説|あたしのこと憶えてる? - コウスケ|内田春菊 著』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ
じつは『コウスケ』は子ブタであった。伯母さんはブタだのウサギだのを飼いだすと、常に『コウスケ』と名づけ、我が子のようにかわいがるのであるが、なんかの拍子にブチキレると「あたしをバカにしてるんでしょう???こんなブタにベビー服まで着せてかわいがって、バカみたい!って思ってるんだわああああ」とぶち切れ、その場で『コウスケ』をブッ殺すのである(ウサギのときは包丁で耳をチョン切った)。そして、『コウスケ』の死骸からおいしい料理をこしらえ、みんなに振る舞う。そうすると気持ちが落ち着いて、柔和になる。やがて次の『コウスケ』を飼い始める。その繰り返し。
というオチが明かされ、最後にはもういっちょう大スプラッターがくるんだけど、そのぶぶんは私的には蛇足のように思え、うまくまとめを書けないので気になる方は本を買って読んでください。
という短いお話でした。おもしろいよう。
余談ですが、「じつはブタだった」というオチで終わるおもしろいお話を、私はもうひとつ知っています。こちらは偶然なんですが、同じく漫画家の水木しげるのエッセイに入ってたヤツです。彼が戦争に行ったときにジャングルで体験した実話で、たしか『のんのんばあとオレ』に入っていたのではないかなと記憶しているのですが違ってるかもしれません。本棚がぐちゃぐちゃでどこに本があるのかわからないから、いまパッとわかりません。ご存知の方は「水木しげる」「ブタ」の2つのワードで「あれか!」とわかると思うんですが。いいかげんですません。あれ、なんの本に入っていたやつだろうなあ。
あとから追記。『ねぼけ人生 (ちくま文庫)』だった!
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