!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|パペットマスターと悪魔のオモチャ工場|Puppet Master vs Demonic Toys』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレあらすじ
エリカの父は娘を溺愛するパパだった。娘に「動く人形がほしい!」といわれた彼は、悪魔Baelと取引し、自分の命と引き換えにOopsy Daisy他3体の悪魔トイを手に入れて娘にプレゼントしたという、感動的なバカパパであった。そんなパパに育てられたエリカはケタ外れの欲深ビッチに成長し、いまじゃ怖いものなしの女社長である。
先代社長の時代から仕える側近は「お父上が悲しんでおられます」とたしなめるが「かんけーねーよ」と暴言を吐き「トゥーロンのレシピを盗んできて!はやくはやく!」とだだをこね「いまっ!い、ま、す、ぐ、に、わ、た、し、は、ほしいのよおおお!このわからずや!」と部下にせがむのであった。ここらへんはなかなかおもしろい。
部下男たちはロバートの家を襲撃するが、パペットたちの反撃にあって失敗する。ロバートは娘アレクスを連れておばあちゃんの家(元妻の実家らしい。ものすごい豪邸)に隠れ、闘いに備えてパペットたちに増強ウェポンを装備する。シックス・シューターはビーム光線、ジェスターはデカ殴りダマを片手に装備、ピンヘッドは強力メカハンドという具合。
一方、エリカは社屋の地下で悪魔Baelを召還する。この悪魔は呼んで話をするだけのために処女の血が必要ってことらしい。欲深弁護士みたいである。エリカビッチは悪魔を呼び出す度に受付嬢を殺す。代わりはいくらでもいるのだ。
ジャジャーンと出てきた悪魔にトゥーロンの話をしたら、悪魔の方も「そいつはおれも知ってる」とかいいだす。悪魔がいったことによれば、何百年も昔にショーン・ポール・トゥーロン(Shaun Paul Toulon)っていう男と取引をして秘術を教えてやったんだが、その男は魂を差し出さずに逃げちゃったそうな。
※これがパペットマスター、トゥーロンの奥義として伝承されてきたということだろうか。Shaun Paul Toulonなる名前はこれまでのシリーズでは出てこなかった。「アンドレ・トゥーロンは若い頃にパリで魔法使いアフゼルに秘技を教わった」というのが定説なので、これはこの映画だけの創作設定であろう。あと、ついでですが、この映画では「トゥーロン一族の血液がレシピに必要」ということになってるんだけど、これもこの映画だけです。
てわけで、トゥーロン一家に復讐したい悪魔とビッチエリカの利害は一致し、ふたりは契約する。悪魔は娘アレクスの血液をもらうことを条件に出したので、これを受けてエリカはアレクスを誘拐する。ついでにロバートもさらわれて、ピンチになる。
ラスト。
最後に再び登場する悪魔Baelはサンタコス着用というサービスぶりである。けっこう楽しいやつじゃん!増強ウェポンを装備したパペットたちは悪魔トイ軍団と戦う。ロバートも戦う。善良おまわりさんも戦う。悪魔はわっはっはーと悪魔らしい台詞をいう。エリカはわーわーわめく。最後はアクションの末に、パペットたちの勝ち。エリカビッチは地獄に連れ去られておしまい。と思ったら、最後にOopsy Daisyがヒョイと顔をだして台詞をいう↓
Marry christmas, my ass! And crappy new year! Hahahaha!
おしまい。
メモ
「ロバート・トゥーロンはアンドレ・トゥーロンの末裔」と書いたが、正確にはgreat-grandnephewである。日本語で『曽姪孫』というらしいが、私には意味が分からない。ま、遠い親戚ってことですね。
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