PV17,603

!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち|Eliza Graves』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレ結末

詳しい話は映画をご覧くださいと思うが、簡単にいうとこんな話でした↓

ニューゲイトがやってきたこの病院、ストーンハースト・アサイラム病院は、じつは、患者たちに乗っ取られていたんですね。要するに、患者たちがクーデター(ていうのかね)を起こし、病院の医師たちをとっつかまえ、地下の牢獄に監禁した。そして、なにもかも新しいやり方で運営を引き継いだ。キチガイがキチガイのめんどうを見るという、ニュースタイルの精神病院を模索していたところに、なにも知らないニューゲイトさんがやってきたというわけだったのでした。

という展開は、エドガー・アラン・ポーの『タール博士とフェザー教授の療法』と同じである。映画ではその続きがある。

現在院長先生のフリをしている男は元軍医なんだが、彼は自分の夢を叶えるべく、みんなを率先してそのようにやった。ニューゲイトさんは地下の牢獄に囚われている本当の医師たちと出会い、驚き、「みんなを助けなくちゃ」つってジタバタ開始。ここで登場する本当の院長先生をマイケル・ケインが演じています。

最後のクライマックス。

狂った院長先生は自分で編み出したへんな治療法、当ブログ的に命名するならば、『みんなきちがいになって幸せになろう』大作戦をやる。わっはっはー。独自の機械を使って、人間の記憶をワイプしちゃうんですね。実際にどうやるかは映画を見てください。あんな仕掛けで記憶がなくなるなんて安直に思えるが、まぁ、映画ですから。

そこをニューゲイトさんが果敢に闘って、彼をやっつけるんですよ。そこ、要らないっていうのに!思い通りにさせてあげればよかったのに!

彼は愛するイライザさんを連れて姿を消した。以下はその部分の会話である↓

Edward: We could leave now.
Eliza: Edward, I can't.
Edward: You can't what?
Eliza: I can't imagine being anywhere but here.
Edward: You can't... I'm quite sure you don't mean that.
Eliza: Yes. Because you are sane. And I am not.
Edward: I'm not sane. I'm madly in love with you.

もうね、日本語に訳す気が失せます。脱力メロドラマをやりやがって。あー。そっちにいくな!って思った。

そして最後の最後。

ニューゲイトっていうのは、じつは、医者の卵なんかではなく、狂人のひとりだったと明かされる。彼はオックスフォード大学で治療されていた患者のひとりだった。そこで偶然イライザさんを見てひとめぼれ。大苦労をして、病院から逃亡。実在する別人の医者のIDを語って、ストーンハースト・アサイラムに潜入した。

という真相が本物のニューゲイト医師の口から明かされた。

一方、ニセニューゲイトとイライザさんはイタリアに逃亡。ふたりは幸せに暮らしましたとさ。

おしまい。

てわけで、この映画は「なにが狂気で、なにが正気か、ぜんぜんわからない!」というあたりを隠し味的に描きたかったのかなと思ったけれど、そこはたいへんけっこうだが、いかんせん、私はこのメロドラマオチが嫌いなのである。

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