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!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|オオカミは嘘をつく|Big Bad Wolves』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ結末
いろいろあるが、ぜんぶハショる。
メガネ男はやっぱり犯人だった。エンディング直前のワンシーンでそれが明かされる。最後は刑事の娘がさらわれてしまうのです。わー。かわいそう。
簡単にいうとこうなんだが、そこに至るまで二転三転する展開がハラハラドキドキなので、先にネタバレを読んでしまったせっかちさんもぜひ映画を見てください。刑事さんのドタバタはじつに気の毒だった。
感想再び
上に書いた『意図的なミスリード』というのは、メガネ男が少女にケーキを出す場面です。あれだけ見ると彼は自分の娘と会うことができたんだなと思えるが、じつは、あれはオオカミが獲物にケーキを食わせる場面だった。
復讐オヤジは「おれは秘書と浮気して、娘を迎えにいくのを忘れ、そのせいでさらわれてしまったのだ」と悔しさを告白していた。暴力刑事の方は、仕事にかまけて娘と面会する日を忘れてしまった。このふたりの父親のやるせなさを想像すると、もののあわれというものが、いっそうに切々と感じられる。悲しくて邪悪なドラマだが、と同時に、クスッと笑えるコメディでもある。巧みだー。
ところで、馬に乗ったアラブ人男が出てきてユダヤ宗教的ネタ(なのかな)をやるという場面が少しあったが、あれはイスラエルのひとには笑える場面なんですかね。誰か解説してください。DVDが出たらコメンタリを聞いてみたいところである。
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